日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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本多勝一・長沼節夫著 「天皇の軍隊」(朝日新聞社文庫)

2008-05-15 21:18:36 | 本・映画・展覧会
 旅に持って行くのに本多勝一は最適である。なぜって(1)厚い本が多く、時間を稼げる(2)古い本が多く、読み捨てて惜しくない(3)外国において日本を考えるのに良い素材を提供してくれる、から。というわけでGWの旅にも1冊持参した。

 少し前に読んだ「昭和史20の争点」にも出てきた「三光作戦」の内容について、山東省に展開した一師団の動きを追いながら史実を検証する。終戦後数十年を経てようやく語った旧日本兵の証言も採用。盲目的に中国側「証人」の言を採用したと批判されてる「中国の旅」より少しは信頼性が増しているか?

 「三光」が作戦だったか、偶発的な行為の結果だったか、最終的には分からない。組織的に指揮されてやったのか、各小隊などが勝手にやったことなのか、はっきりしない。ただ、そういう事実が無根では無かったことは間違いない。南京事件と同様、それが中国側被害の規模によって是非と言うことはなく、戦争だったから仕方なかったと言うエクスキューズも不可であろう。

 どこの兵隊も戦争しに行って蹂躙した国で似たようなことをやってるみたいで、そうした中で日本兵はひときわ残虐だとかそうじゃないとか、そういう議論をしても「目くそ鼻くそ」の世界でしかないと気付けば、じゃあ本当に糾弾すべきは何なの?って思うよね、当然。

 で、色々と調べたりまとめたりする執念はすごいと思いつつ、その力作を上梓した後に著者は何かしたかったのか、その意図を訊いてみたい。貴方は世間の通説に疑問を投げつけた。それがどのような影響を及ぼすことに期待しているのですか、と。

 2008年4月30日 バルセロナのホテルにて読了
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2008年5月11日 今度こそリハビリを

2008-05-15 06:41:46 | ノンジャンル
 夜中にスッパリ目覚めてしまい、もう眠れない。かなりアタマも働くのでホームページ作ったり、次の旅の計画したり。でも時刻表を繰ってて楽しいのは「いつか行ける」からであって、もし自分が旅できない身体になったら「空想旅行」のプラン立案なんてする気になるかどうか?

 7時過ぎ、眠くなり沈没。13時過ぎ復活…しない。眠気が抜けない。頭がフラフラしてベッドに引き戻されそうになる…がイカン、さすがに今日はもうあまり眠るわけには。

 何とか夜まで持ち堪えたが22時に沈没。具合悪いとは言えずっと動かず寝ていたのだから体力は温存できたような気がするが、実際にはどうなのだろう?母の日と思い出して電話したが、今年のプレゼントは自分の体調を隠しておいたことです、、、
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