藤原審爾 「風と夢・オンザロード」(角川文庫)

　今週末、CLUB JC06の突撃隊は闇に紛れて東京竹芝桟橋を出航、早暁伊豆大島に上陸せり。月の砂漠にて果敢にツーリング作戦"Desert Storm"を遂行、著しい戦果を挙げたり。。。ちくしょう、原案はオレだったのに！

　そんな彼等を思い、今回のミニトリップにはバイク小説なんぞ持参。なんで買ったのかは分からないが、せめて読書だけでもバイク乗りの世界に浸ろうと思ったかな？バイク小説と言えば片岡義男＝バーチカルツインおたく(^^;)。でも他にも書いてる人はいる。試しに「オートバイ　小説」で検索してみるといっぱいあるねぇ…

　タイトルだけで気恥ずかしくなる本書は「月刊ベストバイク」に連載されたもの。エッセイを纏めたのではなく、読み切り連載小説。20代の若者２人がふとしたきっかけで日本を回るバイク旅に出かける…うきうきワクワクのロマンスよりはらはらドキドキのサスペンス的な「事件」の方が多いのは作者の嗜好か、掲載誌の事情か。

　他愛ないけどちょっとロングツーリングに憧れちゃう、そんな本なのだった。
　で、JC06の諸君、来年は三宅島ツーリングにしませう。。。

　2008年5月25日　伊豆より帰宅の東海道線車中にて読了