【本】「NHKあの人に会いたい」刊行委員会編 「あの人に会いたい」 (新潮文庫)

　NHKの「あの人に会いたい」という番組が始まったのは2004年だそうだが、収録はそこからなのではなく、膨大なアーカイブからセレクトしたものなのだそうだ。そりゃそうだよね、既に亡くなった方も多いだろうし。

　その番組で紹介された人々の言葉を、そっくり書き物にしたのではなく更にひと手間かけて編修し直したのが本書である。適宜、控えめな紹介文やつなぎの解説が入っているため読み易い。あとがきにもあるが、映像に収録された話し言葉だけ延々と書き起こされても読み辛いだけだったろう。

　本書に収められている方々はと言えば作家、芸術家、スポーツ選手、落語家、学者、漫画家、僧侶、冒険家、写真家、経営者、作曲家、作詞家、歌手…政治家はいない。書かれた言葉はさまざま。深く共感できるもの、思わず下を向いてしまうほど鋭い指摘のあるもの、ちょっと反発したくなるもの、空を掴むようなもの。

　全てハイそうです仰る通りと受け容れ従う必要はないと思う。多少は、今の時代にはマッチしないものもある。でも、人生で何かを成し遂げた人々の言葉は一読して損はない。座右の銘にするも良し、心の底に静かに堆積させるも良し。

　2010年7月13日　自宅にて読了

2010年7月12日 【物欲】サングラス関連

　毎日毎日うっとうしい話ですみませんねー。で、今日も暗いハナシです…視界が。

　たぶん年明けに行ったマイアミだったと思うが、サングラスを買った。これはメガネ常用の身には一大事なのである。これまで時おり、コンタクトレンズ装着＋Ray-Ban(当然アビエーターね)と言う組合せをすることはあったのだが、やはりコンタクトは装着面倒だし炎症怖いし。

　幸いクリップオンタイプで今のメガネにドンピシャのを見つけたので(確かシンガポールのビンタン島行きフェリー乗り場で買った)これまでそれを愛用していたのだが、今回のサングラスはメガネの上からかけられるタイプ。それでいてスリムなので、ターミネーター的ゴツさが無いのが魅力。

　先日の沖縄・渡嘉敷島でこのサングラスを本格的に使ってみたが最高！きっちり偏光効いてるし、テンプルで顔やこめかみが痛くなることも無い。逆に緩すぎてズリ落ちることもない。スペアにもう一つ欲しいくらいだ！

　ただしクリップオンと異なり、室内やトンネル内で跳ね上げることができないため、その度に外す必要がある。そしてそれをどこかでホールドしなければならない。さらに言えば、旅先までの行程、傷つかないようタオルにでも包んで持ち運ばなければならない。

　かくして会社帰りに100均ショップへ。スリムタイプとは言えオーバーグラスで大柄なので現物持参で。買ったものは２つ。外したサングラスを首からぶら下げておくためのコードと、持ち運び用のハードケース。

　コードは派手に赤とかがあれば良かったが、冬場の装着も考え無難に本体と同じく黒。エンドが細ければチューブ状のスポンジにテンプルを差し込むのも売ってるが、買ったのは穴にフックで引っ掛けるタイプ。ケースは入るのが一種類しかなく、黒箱に黒グラスじゃ目立たな過ぎるので赤ケースにした。本当は黒ケースで内装が明るい色、そこに黒グラスなら良かったんだけど。あ、セリートも一緒に買えば良かったな。

　これでキズをつけることなく、陽射しの強い地域にサングラスを持っていける。スペアにクリップオンも併用すればカンペキだ！いざ行かん夏の海。