日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

(追記あり) 2010年11月22日 【旅行】「大願成就」の旅(4) (車中泊)→ウラジオストク

2010-12-01 20:17:56 | 旅行・ハイク&ウォーク
 9時過ぎ、ハバロフスクからの列車に連結されて発車。10両近い堂々たる編成になる。到着の1時間ほど前からは海に近いところを走り、朝陽きらめく海が良い感じ。12時半前、定刻にウラジオストク到着。ひとつ、ライフワークを仕上げた気分になる。せっかくなので「尺取虫」で乗車した区間を書いておく。アジアからヨーロッパへ区間順、←/→が移動方向である。「※」で特記していない区間は列車による移動。

  シンガポール←クアラルンプール
 2006.03 クアラルンプール←バンコク
 2001.12 バンコク→アランヤプラテート
 2001.12 アランヤプラテート→シエムリアプ ※バス+ピックアップトラック
 2001.12 シエムリアプ→プノンペン ※船、ミニバン
 2004.05 プノンペン→ホーチミン ※バス
 2006.11 ホーチミン→ハノイ
 2008.06 ハノイ→南寧
 2008.06 南寧→広州
 2006.10 (香港→)広州→北京
 2008.11 北京→ハルビン
 2010.11 ハルビン→ウスリースク(→ウラジオストク)
 2004.09 (ウラジオストク→)ウスリースク→モスクワ
 2008.08 モスクワ←ワルシャワ
 2008.08 ワルシャワ←ベルリン
 2007.01 ベルリン→アムステルダム
 2005.05 アムステルダム←ブリュッセル
 2005.05 ブリュッセル←パリ
 2008.04 パリ→バルセロナ
 2008.05 バルセロナ→リスボン

 ・・・いやぁ、こうしてみると本当に尺取虫だなぁ。特に困難なところは記憶にないけど、根気は要るかもしれないね、サラリーマンには。とりあえず自分で自分を褒めておく。お褒め頂くのも歓迎でしゅ(笑)。ヨーロッパはこのほかにイスタンブール、大ブリテン島北端岬まで到達している。

 ホテルにチェックインし、午後は6年ぶりのウラジオ市街へ。前回歩かなかったエリアを歩いてみる。クルマ(渋滞)が増え、トラム&トロバスが廃止になり、新しいビルが結構建ち…と結構驚くことばかり。しかし店の分かり難さや人々の愛想の無さは変わらないなぁ。夜は、これまでの行程の思い出に浸りながら多目にビールを飲んだ。

長い旅路をそのつど一心不乱に駆け抜けてきたかと言えば決してそうではなく、旅を繰り返す毎に「いったい自分はなんだってこんな事をしてるんだろう?飛行機での移動にすれば、だらだら列車に揺られてる時間を現地の見学に使えるのに!」という思いが繰り返し浮かんできてたんで。それをしなかったのは意地と言う言葉以外に説明しようがなく、意地って響きすら美化されてる気がして。むしろ惰性とでも形容した方が相応しいような。

「よく行けますね、怖くないですか?」と言う賞賛(ではなく呆れ?)&質問を何度も受けた。今回のルート、総ての列車は運転時刻が判っており、さらにその大半は事前に乗車券の手配ができる。一体なにが不安だと言うのか?道中の心配と言えば食事とトイレ、「乗り鉄」にとってみれば、列車に乗れない不安に比べればものの数ではない…

 たぶんこれからも、「乗り鉄」の旅は続く。

 ホテル プリモーリエ泊
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2010年11月21日 【旅行】「大願成就」の旅(3) (車中泊)→(車中泊)

2010-12-01 07:59:07 | 旅行・ハイク&ウォーク
 朝、綏芬河(写真)で車輌切り離し。2時間ほど停まる。この間に駅前で食事をと出たら再入場でひと悶着。

 列車の切符は乗車券と指定券が2枚綴り、このうち指定券は車掌にもぎられ、外へ出たいと身振りに対しチケット持って出ればOKとロシア人車掌は言ってたのだが…当然と言えば当然だが指定券がないので乗車券だけでは入場できないと中国駅員。4,5人に囲まれつつ誰も手続きが分からず「指定券を買って来い」と、いやそうじゃないって…「こんなこともあろうかと!」撮影しておいた指定券を見せてようやくこちらの状況を察してくれた駅員がOK出してくれてホームへ。やれやれ。

 国境を越え、ロシア側はグロデコボ。ここでは荷物ごと下車してイミグレーション&カスタム。その間に列車は移動し、ロシア軌間の台車に履き替えているはずだ。で、ここの停車が5時間…諸々の作業を勘案しても長すぎ。しかも車輌には居られず、何もない待合室(暖房は入ってた)にぽつねん…荷物を持ってきて本を持ってくるのを忘れた!またもやヒマだ、ヒマすぎる…

 で、ここで越境する乗客の全容が分かるわけだが、他にはロシア人の大人3人+子供1人が居ただけだった。彼らがもう一両に唯一のお客ってことだ。一体なんだんだこの列車…

 それが分かるのは夜、ウスリースクにて。20時過ぎに着いた本列車の出発時刻は9時過ぎである。21時ではない、明日の朝9時!停車時間12時間半!要はここで夜明かしするのである。そりゃ誰もこんな列車に乗りはしないわな。

 実はここウスリースクが今回の旧東清鉄道ルートとシベリア鉄道分岐点なので、当駅到着で乗車ルートは繋がったことになるのだ。だがしかし、やはり風格あるウラジオストクまで行きたいではないか。ここで夜に放り出されても困るし(笑)。貴重なホームに居座らせるわけには行かず…って保安上の理由もあるんだろうが…車輌は構内の外れ、操車場の隅っこみたいなところにおいやられる。そのためか、主要駅で長時間停車なのでトイレ締め切られたらどうしようとビビってたが利用可。安心してビールを飲む。揺れないし静かなので良く眠れる。

 今日一日乗っていたのに、全然車窓ほかの観察報告がないねぇ…ちゃんと「手動インターバルタイマー」で撮影してあるのでご安心を(笑)。

 車中泊
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