9時過ぎ、ハバロフスクからの列車に連結されて発車。10両近い堂々たる編成になる。到着の1時間ほど前からは海に近いところを走り、朝陽きらめく海が良い感じ。12時半前、定刻にウラジオストク到着。ひとつ、ライフワークを仕上げた気分になる。せっかくなので「尺取虫」で乗車した区間を書いておく。アジアからヨーロッパへ区間順、←/→が移動方向である。「※」で特記していない区間は列車による移動。
シンガポール←クアラルンプール
2006.03 クアラルンプール←バンコク
2001.12 バンコク→アランヤプラテート
2001.12 アランヤプラテート→シエムリアプ ※バス+ピックアップトラック
2001.12 シエムリアプ→プノンペン ※船、ミニバン
2004.05 プノンペン→ホーチミン ※バス
2006.11 ホーチミン→ハノイ
2008.06 ハノイ→南寧
2008.06 南寧→広州
2006.10 (香港→)広州→北京
2008.11 北京→ハルビン
2010.11 ハルビン→ウスリースク(→ウラジオストク)
2004.09 (ウラジオストク→)ウスリースク→モスクワ
2008.08 モスクワ←ワルシャワ
2008.08 ワルシャワ←ベルリン
2007.01 ベルリン→アムステルダム
2005.05 アムステルダム←ブリュッセル
2005.05 ブリュッセル←パリ
2008.04 パリ→バルセロナ
2008.05 バルセロナ→リスボン
・・・いやぁ、こうしてみると本当に尺取虫だなぁ。特に困難なところは記憶にないけど、根気は要るかもしれないね、サラリーマンには。とりあえず自分で自分を褒めておく。お褒め頂くのも歓迎でしゅ(笑)。ヨーロッパはこのほかにイスタンブール、大ブリテン島北端岬まで到達している。
ホテルにチェックインし、午後は6年ぶりのウラジオ市街へ。前回歩かなかったエリアを歩いてみる。クルマ(渋滞)が増え、トラム&トロバスが廃止になり、新しいビルが結構建ち…と結構驚くことばかり。しかし店の分かり難さや人々の愛想の無さは変わらないなぁ。夜は、これまでの行程の思い出に浸りながら多目にビールを飲んだ。
長い旅路をそのつど一心不乱に駆け抜けてきたかと言えば決してそうではなく、旅を繰り返す毎に「いったい自分はなんだってこんな事をしてるんだろう?飛行機での移動にすれば、だらだら列車に揺られてる時間を現地の見学に使えるのに!」という思いが繰り返し浮かんできてたんで。それをしなかったのは意地と言う言葉以外に説明しようがなく、意地って響きすら美化されてる気がして。むしろ惰性とでも形容した方が相応しいような。
「よく行けますね、怖くないですか?」と言う賞賛(ではなく呆れ?)&質問を何度も受けた。今回のルート、総ての列車は運転時刻が判っており、さらにその大半は事前に乗車券の手配ができる。一体なにが不安だと言うのか?道中の心配と言えば食事とトイレ、「乗り鉄」にとってみれば、列車に乗れない不安に比べればものの数ではない…
たぶんこれからも、「乗り鉄」の旅は続く。
ホテル プリモーリエ泊
シンガポール←クアラルンプール
2006.03 クアラルンプール←バンコク
2001.12 バンコク→アランヤプラテート
2001.12 アランヤプラテート→シエムリアプ ※バス+ピックアップトラック
2001.12 シエムリアプ→プノンペン ※船、ミニバン
2004.05 プノンペン→ホーチミン ※バス
2006.11 ホーチミン→ハノイ
2008.06 ハノイ→南寧
2008.06 南寧→広州
2006.10 (香港→)広州→北京
2008.11 北京→ハルビン
2010.11 ハルビン→ウスリースク(→ウラジオストク)
2004.09 (ウラジオストク→)ウスリースク→モスクワ
2008.08 モスクワ←ワルシャワ
2008.08 ワルシャワ←ベルリン
2007.01 ベルリン→アムステルダム
2005.05 アムステルダム←ブリュッセル
2005.05 ブリュッセル←パリ
2008.04 パリ→バルセロナ
2008.05 バルセロナ→リスボン
・・・いやぁ、こうしてみると本当に尺取虫だなぁ。特に困難なところは記憶にないけど、根気は要るかもしれないね、サラリーマンには。とりあえず自分で自分を褒めておく。お褒め頂くのも歓迎でしゅ(笑)。ヨーロッパはこのほかにイスタンブール、大ブリテン島北端岬まで到達している。
ホテルにチェックインし、午後は6年ぶりのウラジオ市街へ。前回歩かなかったエリアを歩いてみる。クルマ(渋滞)が増え、トラム&トロバスが廃止になり、新しいビルが結構建ち…と結構驚くことばかり。しかし店の分かり難さや人々の愛想の無さは変わらないなぁ。夜は、これまでの行程の思い出に浸りながら多目にビールを飲んだ。
長い旅路をそのつど一心不乱に駆け抜けてきたかと言えば決してそうではなく、旅を繰り返す毎に「いったい自分はなんだってこんな事をしてるんだろう?飛行機での移動にすれば、だらだら列車に揺られてる時間を現地の見学に使えるのに!」という思いが繰り返し浮かんできてたんで。それをしなかったのは意地と言う言葉以外に説明しようがなく、意地って響きすら美化されてる気がして。むしろ惰性とでも形容した方が相応しいような。
「よく行けますね、怖くないですか?」と言う賞賛(ではなく呆れ?)&質問を何度も受けた。今回のルート、総ての列車は運転時刻が判っており、さらにその大半は事前に乗車券の手配ができる。一体なにが不安だと言うのか?道中の心配と言えば食事とトイレ、「乗り鉄」にとってみれば、列車に乗れない不安に比べればものの数ではない…
たぶんこれからも、「乗り鉄」の旅は続く。
ホテル プリモーリエ泊