日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

【本】ソルジェニーツィン著・木村浩編訳 「ソルジェニーツィン短編集」(岩波文庫)

2010-12-02 23:32:16 | 本・映画・展覧会
 中国からロシアへ国際列車で旅するにあたり、何かロシア物を持って行って読もうと考えた。何にしようと図書館の「ロシア文学」の棚を見るが中々ピンと来ない。ドストエフツキーは絶対に読み終わらない(罪と罰を断念ぢた過去もあるし)。ツルゲーネフやチェーホフって気分じゃない。もう少し新しく、軽めの…詩じゃなく小説とかエッセイみたいなので…

 本書は「マトリョーナの家」「クレチェトフカ駅の出来事」「公共のためには」「胴巻のザハール」の4編を収める。さほど新しくはないが(原著出版は1963年だ)古典ではない。解説が15ページほどあり、これだけでも興味深い。

 お人好しのあげく列車に轢断されてしまう女性・マトリョーナの姿は何だか「雨ニモ負ケズ」の人を思い出す。第二次大戦中、軍事輸送にてんてこ舞いの駅で善意の駅員にうまれた猜疑心が一瞬で膨らんでゆく様は哀しい。いかにも「ソヴィエト」らしく、すんなり読めてやがて悲しき「公共のためには」…

 短編集と言いつつ文庫本しかも小さい活字で80ページくらいはあるのだが、飽きることなく読めてしまう。ロシア文学にありがちな(=そして私の苦手な)登場人物の多さと名前の長さ(覚えられずストーリーの展開についてゆけない)も本書には無縁、これくらいならダイジョーブデスネー。

 「収容所群島」「イワン・デニーソヴィチの一日」は読んで何となく面白かった印象があるのだけど、もう一度読み直してみたい気になった。

 2010年11月23日 帰国便の出発を待つウラジオストク空港ロビーにて読了
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2010年11月23日 【旅行】「大願成就」の旅(5) (車中泊)→ウラジオストク

2010-12-02 05:25:30 | 旅行・ハイク&ウォーク
 本日は帰国するのみ。ハルビン⇔ウラジオの列車が週2便なのと、チケット手配の都合でそれぞれで前泊・後泊しなければならないのがスケジュール上のネックで、今日まで実現が延び延びになっていたのだ。

 午前中、再びウラジオ市街を散策。最後に街の全貌を眺めようと、前回にも行った高台まで行くと何と!前回運休しておりこのまま朽ちてゆくと思われたケーブルカーが運転している!展望台からの下りに乗り、何だか本当に思い残すことない感じに(笑)。

 午後のフライトでソウル(インチョン)へ。今日ウラジオ発の国際線はこの1便しかない。必然的にこのルートで飛ばざるを得ず、この区間は片道ノーマル券、ソウルからは日本国内への往復ノーマル券(特典が満席で取れなかった)。ウラジオの空港の主役はA320もしくはTu-206であり、Tu-154Mはひっそり翼を休めていた(写真)。

 ソウルでインチョンに着くのだからそのまま乗り継げば良いのだが、当日のJL便はもう無いのとインチョン⇔キンポを結ぶ鉄道"ALEX"の乗りたかったのとで韓国入国。ロングシートの東海道線に揺られてる感じ。ALEXの何かに抗議してだろう、プラカードを帽子に貼り付けた女がわざと荷物をドアに挟み発車できないよう妨害をしていたが当然職員が来て強制排除、連行されていった…韓国人おそるべし。もう少し続けていたら「ウリは飛行機の時間があるニダ!遅れたらどうしてくれるニカ!?」と怒鳴りつけようと手ぐすね引いていたのだが!

 キンポ(金浦)から乗ったKE運航JL便は羽田、新国際線ターミナルに着く。おぉ~すげーキレーとか思ってたらカバンが壊れてた…クレーム申告、代品提供かと思ったら保険請求してくれと。面倒くさそうだなぁ。割と正直に申告したけど、カバンの購入価格もう少し高めに言っておけば良かったかしらん。今回は行きも帰りも荷物にツイてない?短期間なのに珍しく預けるとこのザマだ。でももう怒る気にもならず「あーハイハイ」って受け入れてしまう自分が情けないような、余裕綽綽なような。

 そして、帰国して初めて、ソウルのTVでずっと煙モクモクの映像を流し皆がじっと見入ってた理由を知ったのだった…北朝鮮、延坪島を砲撃。

(おわり)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする