日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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【映画】太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男

2011-07-12 23:55:44 | 本・映画・展覧会
 旧日本軍の指導者ものを観るのは「真夏のオリオン」以来だろうか、前回は海軍の潜水艦長(玉木宏)が主役だったが今回は陸軍大尉である。

 舞台のサイパンは訪問して戦跡にも立ち寄ったので、舞台のイメージは掴める。ミクロネシア戦線、蒸し暑く兵タン補給も得られない島で戦い力尽きていった兵隊さん達を思うと本当にいたたまれない。

 そんな劣悪な環境下で部下だけでなく民間人をも統率して生き抜いた優秀なリーダーが実際に居たという。第二次世界大戦後半の各軍指導者はロクでもない人物ばかりになってしまっていたようだが、現場には極めて稀ながら優秀なリーダーがいたということか。

 軍隊に限らないだろうが、優秀なリーダーとは正確な情報を集め、冷静に分析し、その意志をきちんと集団のメンバーに伝え行動の統一を図れる人間なのだなぁ。劇中でもそうだったが、実際には数多いメンバーには「反乱者」が出ることはある。だがその「小異」に拘ってはいられない。そこまで考えて今この国を指導する層の振舞いはどうであるか、リーダーとしての資質はいかがなものか、考えずには居られなかった。

 ただ、劇中の大尉は内心どう思っているかはともかく、あくまで帝国陸軍軍人としての任務を全うしようとし、生き延びるために降伏と言う手段は採らない。最終的には投降するが、それは何故か。投降が終戦と言うタイミングではなく暫くの後であったことは何を意味するのか。

 さらに、搭乗機が上空を通過したグアム島の横井さん、ルバング島の小野田さんを思い出した。きっと終戦後しばらくは、太平洋戦線あちこちの島にひそかに生き延びた「帝国軍人」達がいたに違いない。何だかとても哀しい。

 2011年6月29日 JL772便(シドニー→成田)機中にて
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2011年6月29日 【旅行】リフレッシュ休暇で南米へ(19)

2011-07-12 20:57:25 | 旅行・ハイク&ウォーク
 よもや旅日記が「19」なんて数字になるとは思いませんでしたナ(笑)

 今日は平々凡々、帰るだけ。平々凡々って素晴らしい(爆)。JL772便(JA705J:777-200ER)のビジネスクラスはガラガラ。単に時間的な問題だけなのか?夜行便のカンタスはA330、やはりシートの差ではないのか?シェルフラットは少なくとも5年遅れだなぁ…

 せめてもの救いは、清掃具合や動作状況などハードは文句なしにJALが一番良いこと。ソフトの評価は人それぞれだけど、クルーにはとても好感が持てた。CAさんとお話した際もはっきり「どうせ当分ハード改修の投資はできないのだから、ぜひソフト面で頑張って下さい」とはっきり言っておいた。

 そのソフトだが(これはハードの部類か?)日豪線は8時間ほども飛ぶのにビジネスクラスのヘッドセットはショボくミールサービスも1回、同じ時間のバンクーバー線などと随分違う。聞けば旧JALWAYS運航路線なのでサービスも簡素化されてるとのこと。確かに路線の性格でサービスを変えることは悪いことではないが、ブリスベン(ゴールドコースト)ならともかく、シドニーはビジネス客も居るのでは…この辺が閑古鳥が鳴いてる理由かもしれない。

 予定よりやや早く成田に到着、間一髪でN'EXを逃し30分待ち。日本での30分待ちは長い!入国審査を終えた時点で何だか「通常運転モード」に切り替わってしまっている自分が情けない。それにしても暑いな!

 ワインほかの土産を積み込み25kg以上になったソフトケース、パンパンに膨れたナイロンバッグとデイパック。さらに免税店のビニール袋。これを平日19時の通勤電車に持ち込む勇気はない。出発時と同じヒトに要請し品川駅まで来て貰い、中華料理を奢って帰宅。

 うーん、2週間以上の旅なんて大学生以来なのに、あっさり普段の生活に戻っちゃいそう。お土産の仕分けをしたら写真の整理など、まだまだ「後始末」はあるのだけれどなぁ。。。南米、Koheiさんが居る間にまた行きたいね!高山病に気をつけて…

(おしまい)
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2011年6月28日 【旅行】リフレッシュ休暇で南米へ(18)

2011-07-12 06:50:52 | 旅行・ハイク&ウォーク
 パペーテからシドニーまで8時間、これで日米(ハワイ)分くらい。今日のルート通りにマイルつけてくれたらなぁ…結局、ブエノスアイレスから22時間半かかった。これ、エコノミークラスだったら大変だったな。降りてく皆さんは皆よれよれの状態で気の毒だった。

 そして、出発が3時間遅れたことで東京行きJALに乗り継げなくなり、さらに夜のカンタス便は満席。何とか今日の夜行便で明朝に東京に着けるよう東南アジア諸国(シンガポールとかクアラルンプールとか)乗り継ぎを手配してくれないかと交渉するが、北米周り同様にダメ。結局シドニーでも、往復タクシー+ホテルをカンタス航空持ちで。まぁ身体はここで休めた方がラクなんだけどね…

 交渉とかですったもんだし、ホテルに着いたのは15時過ぎ。市内観光に出かける時間の余裕はあるがとりあえず風呂に入ってストレッチ。何だかんだ言っても体が強張ってるのが分かる。

 暗くなる頃、少し歩いてサーキュラーキーへ。やはりね、ハーバーブリッジとオペラハウスくらいは見ておこうと。四半世紀ぶりのシドニー訪問だ。ふと「湾を横切る通勤フェリーがあれば、乗ったら観光船代わりになるんじゃ?」と思いついたらありました、しかもP字ルートで戻ってくるのが。5.30A$、30分の船旅。われながらグッドアイディアだった。

 夕食代も出たので、ホテルに戻ってディナーバフェ。ビール分だけでお腹いっぱいエビ・カニ・ロブスター食べた。ところでこのホテルが今回一番良かったんじゃないか(苦笑)。四半世紀ぶりのシドニー、ゆっくり見たいけど帰らなきゃ…

 Sheraton on the Park泊
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