2011年12月31日 冷めたピザ

　先日のN.Y.で取ったデリバリーピザの写真と年末番組を見ながら思った。

　かつて故小渕恵三氏が総理大臣となった時、TIME誌の表紙に「冷めたピザ」と言うフレーズとともにニコヤカにピザを持った写真で紹介されたことがあったのを覚えている人も多いと思う(写真)。仮にも一国の首相があんな言われ方をして、その通りにポージングして納まっちゃうとは何たること、国辱ものだと当時は大いに憤慨したものだ(今でもそう思う)。

　だがしかし、今の日本の政治家はどうか。冷やかされるどころか相手にすらされていない。海外で英字紙を眺めることがあるが、驚くほど日本の記事は少ない。今あるとすれば政治ではなくフクシマの記事だけですよ。

　現政権と言うか与党がダメダメなのは皆さん仰る通り。でもだからと言って、野党がどれだけのものか。批判する皆さんは仮に政権が瓦解し与党が下野したときのことどう思ってるのか。Anybody but Minshu ? 僕はそうは思わないけどな。(本稿では特定の政治家や政党の良し悪しを議論するつもりはない)

　ダメなものはダメと言わなければならない。が、ダメならどうすりゃダメじゃなくなるのか、不平不満しか言わない人間が僕の周囲にも世の中にも多すぎるように思う(なので行動しない自分は政治批判を書いてない)。新聞やTVの記事ばかり分析して頭でっかちになっても仕方ないんじゃないのかな。

　支持できる特定の政党なんてもうありはしない、ひょっとして政党政治の時代って終わってしまったの？そんな気すらする。だが、それはマズい。妙なポピュリズムは宜しくない。やはり、目先の利益誘導でなく、10年、100年と言ったそれこそ「国益」を考えつつ目先の問題を少しずつクリヤしてゆく、そういう政策集団が幾つもできて言葉尻の責め合いでなく本質的な議論を戦わせるよう頑張って欲しいと思うのだ。その為には多少の負担、不便が生じるかもしれない。でもきちんと説明されればそれをイヤと言う人は多くないと思うのだけれど？

　…年の終わりにちょっとだけマジメに書いてみたよ(笑)。で、何とこの「TIME」誌掲載の時の記事、またネットに残ってるんだね。ちょっと驚いた。
　http://www.kantei.go.jp/jp/obutiphoto/time/time1.html

2011年12月31日 年越しinカリブ（４日目）

　朝のうちにチェックアウトしてセントマーチンのオランダ領側の中心地、フィリップスバーグまでタクシーで行く。ここに大型クルーズ船も着き、商店も多く島一番の賑わい。

　昼前、バス(ハイエース)でホテルに戻り、再びビーチで飛行機見物。今日はコルスエアは飛んで来ず、一昨日見ておけて良かった。だいぶ数もこなし、割と良い写真が撮れるようになった。写真は、今回自分で一番気に入ってるヤツ。

　夕方のフライトで移動、プエルト・リコのサン・フアンへ。ここは米領のような位置付けで、入国審査も通関も米国式。今回の訪問は蘭領、仏領、英領と植民地ばかりだねぇ…

　ホテルのレストランは「大晦日スペシャルメニュー」でど高いので、少し歩いて怪しい日本食レストランに入って中華。ここもホテルは値段の割にイマイチ…特にソフト面がダメダメなのは大晦日なせいか？

　TVチャンネルの選択肢も少ない中、年越し中継を見ながら日本から持ってきたカップ麺で年越し蕎麦、新年の花火は今年もほとんど音だけ…そして暖かいのでワインでなくスパークリングワインで年越しの乾杯！

　Intercontinental San Juan 泊