毎月23日、川崎チネッチッタは1,000円デー。
本作もコミックの実写版。オリジナルは絵柄がイラッと来たので少ししか読まなかったが、中年男が一念発起して(?)サラリーマン辞めて、グダグダしつつ漫画家を目指すと言う物語。一歩間違えば自分もだな(漫画家は目指さないけど)。
実写版と言うと、キャラクターの原作とのギャップが気になるもの。原作の主人公は肥満気味の冴えないオヤジ。それが映画では堤真一じゃ、カッコ良すぎんじゃない?ネット上でも大方の意見がそう。なので、彼がいかにカッコ良さを消せるかが決め手だろうと想像していた。
結論、体型はちょっとスマートな気がするけどボサボサヘアーとダラけた姿勢が効いて、「ダメ人間」っぽい雰囲気は出ていた。原作通りなのかもしれないが、一般的にはダメな人に見えるんだけどモノローグを聞くと「結構わかってんじゃん」なのだ。そこまで分かってるのにそれでも会社辞めちゃう、女子高生の娘までいる立場なのに。とりあえず住む所があるって良いよね。
ダメ人間っぽいけど悪人ではないためか、編集者やバイト仲間や昔馴染みが影響されてそれぞれの生き方を変えてしまう、本人は全くそれが自分のせいとは思っていない。底抜け能天気。新聞の記事だったか、主人公をフーテンの寅さんみたいなと表現していたが、そう言われればそうかもしれない。
でも実際問題、今の日本でこういう人間が生きてくのは容易ではなさそう。引き篭もりやニートで家族にかくまわれるように生き、ネットで社会と繋がることはできても。「仕様がねぇなぁアイツはよー」みたいに大目に見て貰えることはないんじゃないかな。かくいう自分も、こんな人間が身近に居たら嫌悪してしまいそうな器の小さい人間だ。
公式サイト:http://www.oremada.jp/
2013年6月23日 川崎・チネチッタにて
本作もコミックの実写版。オリジナルは絵柄がイラッと来たので少ししか読まなかったが、中年男が一念発起して(?)サラリーマン辞めて、グダグダしつつ漫画家を目指すと言う物語。一歩間違えば自分もだな(漫画家は目指さないけど)。
実写版と言うと、キャラクターの原作とのギャップが気になるもの。原作の主人公は肥満気味の冴えないオヤジ。それが映画では堤真一じゃ、カッコ良すぎんじゃない?ネット上でも大方の意見がそう。なので、彼がいかにカッコ良さを消せるかが決め手だろうと想像していた。
結論、体型はちょっとスマートな気がするけどボサボサヘアーとダラけた姿勢が効いて、「ダメ人間」っぽい雰囲気は出ていた。原作通りなのかもしれないが、一般的にはダメな人に見えるんだけどモノローグを聞くと「結構わかってんじゃん」なのだ。そこまで分かってるのにそれでも会社辞めちゃう、女子高生の娘までいる立場なのに。とりあえず住む所があるって良いよね。
ダメ人間っぽいけど悪人ではないためか、編集者やバイト仲間や昔馴染みが影響されてそれぞれの生き方を変えてしまう、本人は全くそれが自分のせいとは思っていない。底抜け能天気。新聞の記事だったか、主人公をフーテンの寅さんみたいなと表現していたが、そう言われればそうかもしれない。
でも実際問題、今の日本でこういう人間が生きてくのは容易ではなさそう。引き篭もりやニートで家族にかくまわれるように生き、ネットで社会と繋がることはできても。「仕様がねぇなぁアイツはよー」みたいに大目に見て貰えることはないんじゃないかな。かくいう自分も、こんな人間が身近に居たら嫌悪してしまいそうな器の小さい人間だ。
公式サイト:http://www.oremada.jp/
2013年6月23日 川崎・チネチッタにて