日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【映画】コン・ティキ

2013-07-17 22:10:49 | 本・映画・展覧会
 一昨日、実家で母に確認したのだが、子供の頃の自分は「十五少年漂流記」よりも「海底二万哩」よりも「コンチキ号探検記」が大好きで、本が傷むほど繰り返し読んでいたと言う。ちょっと親の贔屓目が入っていそうですけどね。

 一昨年、イースター島(チリ)のモアイとオスロ(ノルウェー)のコンチキ号博物館を訪問したが、そのコンチキ号がまさか映画化されるとは。もちろん邦画でなく、ノルウェー製作。劇中すべて英語なのはホントにそうだった?いやいやまさか。(後に調べ、英語版とノルウェー語版が一部キャストも変えて制作されていたと知った)

 物語は、本プロジェクトの首謀者・ヘイエルダール博士の新婚旅行から始まる。旅行中に抱いた疑問から年月を経て航海のスポンサー探し、クルー選定と、ドキュメンタリーを見るよう。博士の原作に基づくものであまり史実とかけ離れた演出にはなっていないのだろうか?

 大海原の航海シーンは「暑そくて大変そう」に尽きる。そして鮫、嵐といった大自然の脅威。クルーに溜まるストレス、次第に明かされるそれぞれの過去(暗い過去を持つ人間ばかり乗ってるワケじゃないが)。この辺いかにもドラマだね。

 ゴールしてからの描写は淡々としており好感が持てる。いちやく時の人となり富と名誉を手にした…わけではなさそう、それどころか妻子は博士の下を去ってしまっていた。家族放って何ヶ月も冒険やってりゃ、愛想尽かされても仕方ないかもね。わからずやの女と、彼の元妻を否定はできまい。

 エンドロールで、既に6人のクルー全員が亡くなっている事を知った。そうだよね、この冒険が行われたのは1947(昭和22)年、日本の都市の多くがまだ焼け野原だった頃。65年も前の話なのだ。そりゃそうだよね、本を読んだ少年が初老のオッサンなんだもの。

 ジュール・ヴェルヌよりもトール・ヘイエルダールの方が、僕にとっては海のヒーローなのです。当たり前か。


映画公式サイト:
 http://www.kontiki.jp/
イースター島を含む旅行記:
 http://g200we.homelinux.com/~jmb/1106latinamerica/1106latinamerica.htm
コンチキ号博物館を含む旅行記:
 http://g200we.homelinux.com/~jmb/1108europe/1108europe.htm

 2013年7月7日 川崎・チネチッタにて
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2013年7月7日 七夕とは無関係に忙しい

2013-07-17 21:09:18 | ノンジャンル
 6月はバンコク出張2回に旅行にと動き回りました。昨年はGW旅行の後6月まで体調不良を引き摺ったので、今年の健康ぶりは慶祝、慶祝。

 すっかりフリーな日曜日、さあ忙しい!起きてまず洗濯機、干したら愛車を洗車機に突っ込みに。雨降りになりそうでしたが既に行列、まぁ想定の範囲内。帰宅して開店と同時に床屋に飛び込み、終わったら直ちに映画へ。1日1回しか上映しないこの映画が、今日の行動スケジュールを決めた。

 見終わって、楽器店とスポーツ用品店をハシゴ、最後にスポーツクラブへ寄って…と思ったら用具を持ってくるの、忘れてた。画竜点睛を欠くと言うか(笑)。ショックで、帰宅して昼寝してしまいました。出直さないところが意志薄弱だね。

 さらにショックなことに、今日は15時までアマチュア無線のコンテストをやっており参加しようと思っていたことを、夜になって気付いた。映画の時間に気を取られ失念、その後の「To Do」の時間配分を誤っていたんだ。画竜点睛どころかダメダメじゃん。正しくは、洗濯→無線→映画→ジム→散髪→洗車、だったのですね。

 こんなことの繰り返しで人生、これまでどれほどムダに過ごしてきたのだろうか。
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【本】海野弘著 「足が未来をつくる -<視覚の帝国>から<足の文化>へ」(洋泉社新書Y)

2013-07-17 07:36:28 | 本・映画・展覧会
 目による視覚の文化から足による触覚の文化へなんてかなり無理なタイトルだよなと思いつつ手にとってみた。

 目は遠くまで見える。情報を入手する範囲が広がる。その代わり間接的だ。一方足は、文字通り足下のことしか感じられない。その代わり地面に触れているものだから直接的だ。間接的なものから直接的なものへ、我々が文明の進歩と考えてきた「より遠くのものを、より身近に」とは逆行する説ではないか。

 興味深い説ではあったが、無理やり対比しこじつけようとする感は否めなかった。目の章から足の章への移行がスムーズでなく、唐突に切り替わっちゃう感じもした。相反する内容だから仕方ないとも言えるが、まとまりには欠ける。

 でも、自分で歩いて物事を感じるということの重要性の主張には深く同意したい。

 2013年6月28日 出張先・バンコクのホテルにて読了
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2013年7月6日 【孝行息子?】誕生祝のフリして…

2013-07-17 05:18:10 | エセ善人ねた
 7月8日はわが母の誕生日です。78歳。7.8で78、それだけのことですが、熱海の研修会場で泊まり、そのまま足を伸ばして実家へ行き殊勝なフリをしてきました。4月に貧血か何かで倒れたのを様子見に行ったばかりなんですが。

 実は用件は他にあって、秋に恒例の家族旅行でロンドンへ行く予定なんですが宿を決めておらず…ホテルが多すぎて決められない…ガイドブックの地図を見ながらどのエリアに宿を取るのが良いか、予算も考えてなどと鳩首会議。

 結局、ド高いんですが無料宿泊券で負担軽減できるインターコンチに。両親だけ残る日程なので、そこはぐっと抑えてホリデイインに。インターコンチ1泊でホリデイイン3泊分以上する!まぁヨーロッパは今回が最後だろうし、海外家族旅行もあと3回の予定なので変にけちらないようにしようかと。これで飛行機、ホテルとも予約完了。あとは現地で体調と気分次第。たぶん市内でなく郊外へ出かける予定。

 そして来年のカレンダーを見つつ再び鳩首会議、「(日本の)秋にシドニー」と決定。JALもカンタスもファーストクラスなし機材だからビジネスクラスで我慢して貰いますか、10時間かかるけど…JALは今年12月から機材が777-200ERから787-8に変わるんだね。

 昼、夜と家族でワイワイ食事をして、当日中に帰宅しました。あ、誕生祝はですね、毎年恒例の花です。JALがフラワーギフト券ってのをくれるので、ちゃっかりそれを使ってます。母以外に使う相手はおらんのかw

 写真は母が手作りしたハーブガーデン、レンガも自分で積んだそうです(親父手伝えよ…)。軽く100種類はあるそうですが、この日はレモンバーベナが強く香り、手作り石鹸とかできないのかな?と思っちゃいました。
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