一昨日、実家で母に確認したのだが、子供の頃の自分は「十五少年漂流記」よりも「海底二万哩」よりも「コンチキ号探検記」が大好きで、本が傷むほど繰り返し読んでいたと言う。ちょっと親の贔屓目が入っていそうですけどね。
一昨年、イースター島(チリ)のモアイとオスロ(ノルウェー)のコンチキ号博物館を訪問したが、そのコンチキ号がまさか映画化されるとは。もちろん邦画でなく、ノルウェー製作。劇中すべて英語なのはホントにそうだった?いやいやまさか。(後に調べ、英語版とノルウェー語版が一部キャストも変えて制作されていたと知った)
物語は、本プロジェクトの首謀者・ヘイエルダール博士の新婚旅行から始まる。旅行中に抱いた疑問から年月を経て航海のスポンサー探し、クルー選定と、ドキュメンタリーを見るよう。博士の原作に基づくものであまり史実とかけ離れた演出にはなっていないのだろうか?
大海原の航海シーンは「暑そくて大変そう」に尽きる。そして鮫、嵐といった大自然の脅威。クルーに溜まるストレス、次第に明かされるそれぞれの過去(暗い過去を持つ人間ばかり乗ってるワケじゃないが)。この辺いかにもドラマだね。
ゴールしてからの描写は淡々としており好感が持てる。いちやく時の人となり富と名誉を手にした…わけではなさそう、それどころか妻子は博士の下を去ってしまっていた。家族放って何ヶ月も冒険やってりゃ、愛想尽かされても仕方ないかもね。わからずやの女と、彼の元妻を否定はできまい。
エンドロールで、既に6人のクルー全員が亡くなっている事を知った。そうだよね、この冒険が行われたのは1947(昭和22)年、日本の都市の多くがまだ焼け野原だった頃。65年も前の話なのだ。そりゃそうだよね、本を読んだ少年が初老のオッサンなんだもの。
ジュール・ヴェルヌよりもトール・ヘイエルダールの方が、僕にとっては海のヒーローなのです。当たり前か。
映画公式サイト:
http://www.kontiki.jp/
イースター島を含む旅行記:
http://g200we.homelinux.com/~jmb/1106latinamerica/1106latinamerica.htm
コンチキ号博物館を含む旅行記:
http://g200we.homelinux.com/~jmb/1108europe/1108europe.htm
2013年7月7日 川崎・チネチッタにて
一昨年、イースター島(チリ)のモアイとオスロ(ノルウェー)のコンチキ号博物館を訪問したが、そのコンチキ号がまさか映画化されるとは。もちろん邦画でなく、ノルウェー製作。劇中すべて英語なのはホントにそうだった?いやいやまさか。(後に調べ、英語版とノルウェー語版が一部キャストも変えて制作されていたと知った)
物語は、本プロジェクトの首謀者・ヘイエルダール博士の新婚旅行から始まる。旅行中に抱いた疑問から年月を経て航海のスポンサー探し、クルー選定と、ドキュメンタリーを見るよう。博士の原作に基づくものであまり史実とかけ離れた演出にはなっていないのだろうか?
大海原の航海シーンは「暑そくて大変そう」に尽きる。そして鮫、嵐といった大自然の脅威。クルーに溜まるストレス、次第に明かされるそれぞれの過去(暗い過去を持つ人間ばかり乗ってるワケじゃないが)。この辺いかにもドラマだね。
ゴールしてからの描写は淡々としており好感が持てる。いちやく時の人となり富と名誉を手にした…わけではなさそう、それどころか妻子は博士の下を去ってしまっていた。家族放って何ヶ月も冒険やってりゃ、愛想尽かされても仕方ないかもね。わからずやの女と、彼の元妻を否定はできまい。
エンドロールで、既に6人のクルー全員が亡くなっている事を知った。そうだよね、この冒険が行われたのは1947(昭和22)年、日本の都市の多くがまだ焼け野原だった頃。65年も前の話なのだ。そりゃそうだよね、本を読んだ少年が初老のオッサンなんだもの。
ジュール・ヴェルヌよりもトール・ヘイエルダールの方が、僕にとっては海のヒーローなのです。当たり前か。
映画公式サイト:
http://www.kontiki.jp/
イースター島を含む旅行記:
http://g200we.homelinux.com/~jmb/1106latinamerica/1106latinamerica.htm
コンチキ号博物館を含む旅行記:
http://g200we.homelinux.com/~jmb/1108europe/1108europe.htm
2013年7月7日 川崎・チネチッタにて