日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【本】村上春樹著 「走ることについて語るときに僕の語ること」(文春文庫)

2013-07-21 18:51:53 | 本・映画・展覧会
 自分にとって小説よりエッセイが好きな村上春樹。ちょっと前に出た新作に興味がないわけではないけれど、たまたま見かけたエッセイを手に取り旅のお供にした。

 写真で見る限り走り込んだランナーには見えないのだが、本書中の記述に拠れば村上センセは結構走っている。フルマラソンでタイムもサブ4どころか3時間30分台と書いているので、相当の実力の持ち主には違いない。

 だが当人にとっては、タイム目標でなく「ただ走ることが楽しい」ジョグの延長がハーフであり、フルであり、果てはウルトラそしてトライアスロンであるらしい。数字と言う「ちっぽけな」指標に拘らず、己の得心ゆくパフォーマンスが出来たか否かが判断基準らしい。偉いねぇ。

 で、本書はその舞台の中心が国内より海外各地におかれている。ハワイ、アテネ、ボストン、ニューヨーク。例外は北海道のサロマ湖畔だ。行った事のある土地ばかりなので、トレーニングやレースの記述に出てくる街並みを思い出し、この人の目(意識)にはこういうものが映っていたのかと思うのも楽しい。

 最後に、「僕の墓碑銘なんてものがあるとして、」と書いて欲しい本人の思い。「村上春樹(中略)少なくとも最後まで歩かなかった」なんて強固な意志の持ち主なのだろう。「今のところ、それが僕の望んでいることだ」とあるけど、多分この作家(またはランナー)はやり遂げてしまうのだろう。

 2013年7月12日 ナッシュビルのホテルにて読了
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2013年7月13日 【旅行】カントリーミュージックの聖地へ(3)

2013-07-21 06:02:15 | 旅行・ハイク&ウォーク
 旅行の最終日は移動に終始するため、現地での滞在は実質中2日。さすがに慌しく感じる。しっかり時間を意識せねばならず大変。

 急なオファーがあり、西山さんは3回目のステージがあった。こうやって演奏を重ね、現地の顔見知りも増え、少しずつ存在感を増してゆくんだね。そうした実態を垣間見れたことも今回の収穫。

 終了後、再びナッシュビル市内へ。あ、例のナビですが、SNSでヘルプを出したところアドヴァイス頂きまして無事に動きました。一体なんでナビしない設定にしてるんだ、アメリカ人バカじゃないの?

 今回のイベントと時を同じくして「NAMM」という楽器ショウが行われており、真新しいコンベンションセンターへ行った(写真)。ギターだけでなく(とは言え一番多い)ベースやドラムなどもあり、モデルそのものを見るよりデモや試奏してる人々を見るのが面白かった。あちこちのブースで無料でピックを配っており、10枚以上集めたかな?

 イベントも今日が最終日、夜はチェット・アトキンスのトリビュートライブ。この会の功労者を表彰したり、色々な出演者が順番に出てきたりセッションしたり。最後ちょっとグダグダ感はあったけど、アットホームに盛り上り終了したのは日付が変わってからだった。昼間のうちに荷造りをしておいて良かった…

 Sheraton Music City泊
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