2014年7月8日 【バイク】前オーナーの防犯登録解除

　YBR125「FI号」も中古車なのだが、前オーナーが防犯登録を行っており、チェーンカバーにその証票が貼られている。ウチと違う都県登録なので、何かあって誰何(すいか)されるのも気分が悪いので、どうすれば良いか遅まきながら日本二輪車普及安全協会に電話して訊ねてみたところ、以下の回答を得た。

・登録データの抹消は原則として登録者本人からの申請に限られるため、前所有者に連絡を取り、抹消手続依頼の実施依頼を行って欲しい
　＃譲渡証があれば他人からの依頼も可能な雰囲気だったが、移転登録に使ってしまいないため詳細は訊かなかった
・連絡が取れない等、協会への依頼が不可能な場合は、シールだけ剥がし廃棄して貰えれば職務質問等のリスクは減るであろう
・シールを剥がしても防犯登録のデータが消えるわけではない。H25年度までだと7年、H26年度以降は10年データが保存されている

　説明されれば当たり前のことではあるが、もし譲受人がこの作業をしようとすると、強制義務であるナンバーの変更手続の途中(新名義での登録前)で防犯登録手続の変更を行わなければならず、そんなことは譲渡人が廃車手続をした際には告知されないであろう(少なくとも自分がJC06を廃車したとき、防犯登録に関しては何の確認もなかった)。市町村側としては関係ないことだから止むを得ないが、何となくしっくり来ない。任意保険の案内と同じですよね。登録の案内はしても解約の案内はしてない気がする。

　ところで、自分は棒ハン(って一文字ハンドルですかね？^^;)…防犯登録をしないのか？JC06もガンメタ号もしなかったので全く気にしていなかったのだけど、少しは車両価格の高い車体になったのでした方が良いでしょうか？それで「グッドライダーミーティング(安全運転講習、防犯登録車両のみ参加可)」に参加するのもアリかもしれませんね。

【本】大下栄治著 「私が会った黒幕・首領」(宝島社新書)

　暴露本ではなく(そんなの書いたらこの人は生きてないだろう)、告発の書でもない。政界や財界そして裏社会の大物へのインタビューの思い出、エピソードを綴った書で、登場する人物(ほとんどは故人)の存命中のニュースを見聞きした者としては興味深く読めた。

　「今はこのような大物はいなくなった」と著者は嘆いており、そうした声は他でも聞く。仮にそうした傑物(善悪は別として)が居たとして、今は生きられる世の中だろうか。価値観やテクノロジーの発展と、人間としての大きさや懐の広さは別物だと思いつつも、ちょっと懐古主義なんじゃない？と皮肉りたくなる。

　でも、確かに、今の政治家を見ても、経団連ほか財界を見ても、あまり長期的展望で設計図を描いてる人はいるように見えないよなぁ…だが「昔は良かった」では悔しいじゃありませんか。これって日本だけの現象なのだろうか。

　2014年7月3日　通勤電車にて読了