オートバイ関連の本、2冊目。サブタイトルの通りなのだが実際にはもっと幅広く書いている。著者が読者諸氏に「あなたが」と語りかけるスタイル。多少は超法規的な記述もあるが、全般的に良識のある内容。
良識と言っても遵法しましょうとかではなく、もっと考えて運転しようとか(激しく同意・ドライバーもライダーも漫然と乗ってる人が多すぎる!)、周囲への影響とか協調とか。その割に説教臭く感じられないのは自分が歳で同じように思うせいか。バイクはカッコいいだけではなく危険な乗り物で、自分自身ばかりでなく他人の生命をも脅かしかねないという冒頭の主張は、教習所で最初に言われることであるが実際どれほどの人間が自覚しているか。
それを承知し受容した上で、ライダーのみが得られる五感への刺激、野宿することによる不便と感動の両面はまさに「自由と責任」である。「バイクおすすめ本」にありがちな「イイ話」に留まらない内容が本書の魅力である。そう言えば自分も少し前にテントほかを揃えたのだっけ。
2016年9月21日 通勤電車にて読了
良識と言っても遵法しましょうとかではなく、もっと考えて運転しようとか(激しく同意・ドライバーもライダーも漫然と乗ってる人が多すぎる!)、周囲への影響とか協調とか。その割に説教臭く感じられないのは自分が歳で同じように思うせいか。バイクはカッコいいだけではなく危険な乗り物で、自分自身ばかりでなく他人の生命をも脅かしかねないという冒頭の主張は、教習所で最初に言われることであるが実際どれほどの人間が自覚しているか。
それを承知し受容した上で、ライダーのみが得られる五感への刺激、野宿することによる不便と感動の両面はまさに「自由と責任」である。「バイクおすすめ本」にありがちな「イイ話」に留まらない内容が本書の魅力である。そう言えば自分も少し前にテントほかを揃えたのだっけ。
2016年9月21日 通勤電車にて読了