日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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【本】蔵前仁一著 「あの日、僕は旅に出た」(幻冬舎文庫)

2016-10-06 20:52:46 | 本・映画・展覧会
 バックパッカー系作家(もしくは出版家)の大御所、蔵前氏の主としてバックパッカーとなって以降の自伝作。海外のことなど何一つ知らず、行き当たりばったり的に旅した先はインド。自覚はなかったが気付けばハマり、旅のスタイルはバックパッキング。そういう暮らしや人脈で得た情報を同好の旅人に拡げるべく著名な雑誌「旅行人」を創刊し、先年休刊に至るまでの経緯を克明に描いており大変興味深い。作中に登場する多くの旅行作家の名前には見覚えがある。読んだ作品も多いのだ。自分はバックパッカーではないが、多大な関心を持っていたことは否めない。否定する必要もないけど。

 彼の経歴=日本におけるバックパッカーの歴史と言って過言でないほど、このジャンルへの影響力は大きい人。ちょっと以前に見聞きした印象ではあまり好きなタイプではなさそうな人なのだが、それはまぁどうでも良い。彼が採ってきた行動、方法には共感しかねる部分が多かったが、それでも「結果」を残してきたことは疑いない。

 自分の思う通りにやりたくて始めた仕事が、自分の思う通りの人生を送れない障壁となってゆく皮肉は、起業した人の多くに当て嵌まる(可能性がある)ことだろう。海外への旅を舞台とした物語であるが、書かれている奮闘や苦悩は普遍的な題材ととれる。

 それにしても、著者と下川祐治氏、彼らを超える若い人は登場しないのか、しているけど自分が知らないだけなのか。それとも昨今のわが国の状況でそういう人材は生まれないものなのか。どうなんでしょうね?

 2016年9月24日 ジャカルタのホテルにて読了

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2016年9月22日~25日 【旅行】インドネシアの鉄道に目をつけた(4)

2016-10-06 06:21:50 | 旅行・ハイク&ウォーク
 25日、帰国日。4時起きだが日本時間は6時、早寝してるし辛くない。4時半の無料バスで空港へ行きJL720便(JA607J:767-300)で成田まで7時間7分。帰りも雑誌や本を読んだりしていたら映画を見損ねた。写真は機内のラバトリー(化粧室)にて。さすが小技が効いてますな!

 そしてマイルをもう一稼ぎ。2時間半のインターバル後JL3049便(JA320J:737-800)で新千歳へ向ったが、ドアクローズしたまま動かない。ANA機が離陸後1エンジン停止で緊急着陸して滑走路閉鎖となり釘付け…出発するにしてもあまり遅れると折り返せなくなる。最初の放送後ただちにCAに申告、幸い30分ほどの遅れで出発見込みとのことで何とかなるか、ラーメンは食べられなくなっちゃったけど!1時間13分で到着。降機口に係員は居なかった。普通に搭乗手続きをしろってことね。

 いったん制限区域を出てチェックイン、慌しくコンビニで弁当とビールを買って搭乗。JL530便(JA338J:737-800)で羽田まで1時間17分。長丁場だったが夜行便でなかったのであまり疲労感はない。それでも帰宅したらもう日付が変わる頃、シャワーだけ浴びて直ぐに寝た。お疲れ様でした。往路のジャカルタまでで8万FOPを超えJGCプレミア確定、「JAL修行」はヤマを越えた。今の予定ではギリギリ10万FOPも超えJMBダイアモンドも維持できる見込み、来年は連休をバイクツーリングに使うことが多そうなのでちょっとムリかな。

 イミグレの長蛇の列が解消されたから、インドネシアはまた行っても良いかな。列車の旅はけっこう楽しかったし。
(おわり)

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