久々に、仕事に関連した勉強のために本を読んだ。ご他聞に漏れず当社でもビッグデータとかAIとか言う人がいるわけです。今さら遅いってのとも言えず(^^;)
ビッグデータはまぁ解りますね、巨大データ群。どこにどう蓄積するか、検索のためのキーをどうするかはさておき、何となく「コンピュータ上に発生する全ての情報やイベントを蓄積する」と解釈しちゃう。それをどう利用するかがキモなわけで、それがAI。過去のAIブームも知ってる人間としては、最近のブームについても懐疑的。処理能力の進化、処理形態の変化により過去には扱えなかった膨大なデータを処理することができるようになった、までは良い。問題はどう処理するかだ。
本書は、門外漢にも容易(だと思う)に昨今のブームの内容とそれへの疑問、問題点を挙げている。自分が断片的に持っていた知識、漠然と抱えていた疑問を見事に言葉で表現してくれた印象。ってことは自分の理解や直感はその通りと言うか当然の帰結だったのだな。「フレーム問題」「シンギュラリティ(技術的特異)」については漠然としか知らなかったので良い整理ができた。
本書を読むと、AIと言っても新しいものを生み出すわけでなく単純に膨大なデータから統計的に解を導いているだけに過ぎないように思える。だから最近出てきた接客型ロボットなども単純な推論ロジックに基づいて動いているだけだと思うし、AmazonやYahoo!の不愉快な「おすすめ」ウィンドウも然り。ヒトの心や考えってそんな単純なモノじゃないんだよって嘯いてみたくなる。
機械化が進んでこの先どうなっちゃうんだろう?って不安な方はぜひ一読を。きっと良く眠れるようになる。
2016年10月3日 通勤電車にて読了
ビッグデータはまぁ解りますね、巨大データ群。どこにどう蓄積するか、検索のためのキーをどうするかはさておき、何となく「コンピュータ上に発生する全ての情報やイベントを蓄積する」と解釈しちゃう。それをどう利用するかがキモなわけで、それがAI。過去のAIブームも知ってる人間としては、最近のブームについても懐疑的。処理能力の進化、処理形態の変化により過去には扱えなかった膨大なデータを処理することができるようになった、までは良い。問題はどう処理するかだ。
本書は、門外漢にも容易(だと思う)に昨今のブームの内容とそれへの疑問、問題点を挙げている。自分が断片的に持っていた知識、漠然と抱えていた疑問を見事に言葉で表現してくれた印象。ってことは自分の理解や直感はその通りと言うか当然の帰結だったのだな。「フレーム問題」「シンギュラリティ(技術的特異)」については漠然としか知らなかったので良い整理ができた。
本書を読むと、AIと言っても新しいものを生み出すわけでなく単純に膨大なデータから統計的に解を導いているだけに過ぎないように思える。だから最近出てきた接客型ロボットなども単純な推論ロジックに基づいて動いているだけだと思うし、AmazonやYahoo!の不愉快な「おすすめ」ウィンドウも然り。ヒトの心や考えってそんな単純なモノじゃないんだよって嘯いてみたくなる。
機械化が進んでこの先どうなっちゃうんだろう?って不安な方はぜひ一読を。きっと良く眠れるようになる。
2016年10月3日 通勤電車にて読了