日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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【本】西垣 通著 「ビッグデータと人工知能 - 可能性と罠を見極める」(中公新書)

2016-10-13 20:09:18 | 本・映画・展覧会
 久々に、仕事に関連した勉強のために本を読んだ。ご他聞に漏れず当社でもビッグデータとかAIとか言う人がいるわけです。今さら遅いってのとも言えず(^^;)

 ビッグデータはまぁ解りますね、巨大データ群。どこにどう蓄積するか、検索のためのキーをどうするかはさておき、何となく「コンピュータ上に発生する全ての情報やイベントを蓄積する」と解釈しちゃう。それをどう利用するかがキモなわけで、それがAI。過去のAIブームも知ってる人間としては、最近のブームについても懐疑的。処理能力の進化、処理形態の変化により過去には扱えなかった膨大なデータを処理することができるようになった、までは良い。問題はどう処理するかだ。

 本書は、門外漢にも容易(だと思う)に昨今のブームの内容とそれへの疑問、問題点を挙げている。自分が断片的に持っていた知識、漠然と抱えていた疑問を見事に言葉で表現してくれた印象。ってことは自分の理解や直感はその通りと言うか当然の帰結だったのだな。「フレーム問題」「シンギュラリティ(技術的特異)」については漠然としか知らなかったので良い整理ができた。

 本書を読むと、AIと言っても新しいものを生み出すわけでなく単純に膨大なデータから統計的に解を導いているだけに過ぎないように思える。だから最近出てきた接客型ロボットなども単純な推論ロジックに基づいて動いているだけだと思うし、AmazonやYahoo!の不愉快な「おすすめ」ウィンドウも然り。ヒトの心や考えってそんな単純なモノじゃないんだよって嘯いてみたくなる。

 機械化が進んでこの先どうなっちゃうんだろう?って不安な方はぜひ一読を。きっと良く眠れるようになる。

 2016年10月3日 通勤電車にて読了
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2016年10月1日~3日 【旅行】キャセイのジャンボ機ラストフライトで行く香港 (2)

2016-10-13 06:33:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 10月2日、終日フリータイム。今回から数回に分けて、実は緑濃い香港のトレイルウォークをしようと思っていた。が、天気は雷雨の予報、空は雲が早く流れており不安。諦めるか…代わりに、乗ったことない車両で中国まで往復することにした。路線バスで海底トンネルを通りホンハム駅へ。先に指定券を買い、発車までの待ち時間に少し歩いて町中の店で朝食。

 香港⇔広州の「城際直通列車」は過去にも乗ったことがあるが今回は行きに香港側車両(Ktt型)、帰りは中国側車両(25T型)での往復を目論んだ。香港MTRが運行する「Ktt」(写真)はスイス製電気機関車が前後に付き、二階建て客車は日本製。8時15分定刻に発車、国境の羅湖までは近郊電車と同じ線路を走るため時おり減速徐行しつつも、40分強であっさり中国へ。因みに乗客の出国審査は香港発車前、入国審査は広州東到着後。以前は東莞と言ってた駅は常平駅に改称されていました。車窓に高層ビルが立ち並ぶ市街地と昔ながらの田畑とが混在するなか10分近い遅れで広州東に到着。

 広州では東京スカイツリー然としたタワー「広州塔」に昇るべく、ずっと地下を走るAPT(空港内シャトルのようなゴムタイヤ無人電車)で赴いたものの国慶節の週末とあって大混雑、切符を買うだけで疲れそうなので諦め、市街を一回りして駅に戻り早々に退散することに。ところが香港行きは20時半の列車まで満席!いや~久々に窓口嬢の「没有!」聞いたわ(苦笑)。6時間も待てないので高速電車「和諧号」で深センまでゆき、徒歩で国境を越えて近郊電車(MTR)で香港に戻ることに。こちらは難なく買えたが入場口が大混雑だった。

 深センで入境後、せっかくMTRで戻るのならと乗っていなかったMTRの枝線(上水~落馬州)を往復して香港市街に戻った。MTR、けっこう乗っていない区間が増えたなぁ…一度まとめて乗りつぶししようかな?夜はホテル近くで。今回の食事は茶餐店ばかり。

 [iclub Fortress Hill Hotel泊]
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