日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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【本】ドナルド・キーン、堤 清二(辻井 喬) 「うるわしき戦後日本」 (PHP新書)

2017-09-25 19:54:10 | 本・映画・展覧会
 日本に帰化した元通訳将校のキーン氏と、何年か前に亡くなった堤さんの対談を再構成、それにエッセイを加えた一冊。日本文学に関する対談なのだから、タイトルの堤と辻井の書き順は逆転させるべきだったと思う。本書で経済人・堤氏が登場するのはパルコ創立の頃のエピソードを語るくらい。やはり作家・辻井氏が日本文学を語るシーンの方が圧倒的に多いのだから。

 戦後日本文学の特徴は何か、なぜそういう作風作品が生まれたのか、日本の風土や日本人の意識や思考は作家作品に影響を与えているのか。語り口はそう難しくないが、内容はけっこう難しい。戦後の日本文学におけるさまざまな作家について論じられ、特に三島由紀夫の占める割合が多い所はちょっと「どこまで読んでいるか、三島を識っているか」の語り比べになっているきらいもあるが、それでもお二方とも三島だけでなく多くの作品を読み込み記憶しているものだと感心させられた。

 内容が高度すぎるのと、対談に出てくる作品作家で読んでいないものが多く、十分な理解に至らず残念。

 2017年9月6日 自宅にて読了
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【展示会?】「けもフレ」のハシゴ

2017-09-25 06:51:08 | 本・映画・展覧会
 さて、こういうイベントの見学まで記録しておくべきか…迷ったがまぁ良い。

 すっごーい!たーのしー!リアリティ溢れる描画や感情たっぷりの声優による高品質な作品が日本アニメの特徴だが、意外にもこういう「ユルい」アニメもバカ受けしたりする。ほんと視聴者のツボって解らんね。友人の勧めで観た「けものフレンズ」(通称「けもフレ」)関連の展示会「hmv museum×けものフレンズ」が開催されるというので、いすゞ仲間のアニメ好き4人で出かけた。

 ふつう展示会には書き下ろしイラストとかあるんだけど、ここは一切なし!有料(500円)取って作品の引き伸ばしプリントだけかよ!まぁ来場した声優のサインがキャラクターボードに入っているし(写真)、会場オリジナルグッズも売っているけど…入場者に貰えるトートバッグ代と思えば腹立ちも収まるし、何より仲間とワイガヤしながら見て回るのが面白い。オジサン4名で(笑)。

 そして会場から徒歩5分くらいのところに「けものフレンズカフェ」がオープンしていることも判明、ハシゴすることにした。店内は山ほど「けもフレ」画が貼られ、特にトイレは悪役(?)の「セルリアン」一色で秀逸。こちらもオリジナルコースターや絵葉書が貰え、ファンの心をくすぐるのであった。

 「カフェ」にアルコールはなかったので、最後にビアパブへ。ここで話題はアニメから一転、航空機→エンジン→日本海軍史→調査方法とどんどんディープに、いすゞ仲間の本領発揮。それまでのユルい雰囲気は雲散霧消、めちゃくちゃ真剣な議論で今宵の集会を終えたのだった。

 2017年9月7日
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