自転車で世界一周するのが凄いと思うのに、徒歩しかもリヤカー引いてって…もっともそれくらい凄いと、現地でも尊敬されたり歓迎されたりして襲われたりするリスクは減るかな?
本書は世界一周4万キロの行程で起こった、主に現地の人との出会いのエピソードを書いている。場所や内容は変れど、何作か読んだ「自転車野郎」石田ゆうすけの体験と似た部分が多い。もちろん異国で見ず知らずの人に親切にして貰った話を読むのは嬉しいことだけど、良い話ばかりで物足りない気はする。病に臥せたこともあったろうし、たまには騙されたりもしただろう。まあ文庫一冊に長旅のあれこれを全部書けと言うのは無理な話ではあるが。
どうしても不満なのは、装備のことが何ひとつ書かれていないこと。自転車と違って普通の人が知らないリヤカーだからこそ、どんな構造なの?とかどういう荷物の積み方をしたの?とか、大陸間移動で飛行機に乗る時はどうするの?とか、巻末にイラストでもあれば良かった。
2020年3月12日 通勤電車にて読了
本書は世界一周4万キロの行程で起こった、主に現地の人との出会いのエピソードを書いている。場所や内容は変れど、何作か読んだ「自転車野郎」石田ゆうすけの体験と似た部分が多い。もちろん異国で見ず知らずの人に親切にして貰った話を読むのは嬉しいことだけど、良い話ばかりで物足りない気はする。病に臥せたこともあったろうし、たまには騙されたりもしただろう。まあ文庫一冊に長旅のあれこれを全部書けと言うのは無理な話ではあるが。
どうしても不満なのは、装備のことが何ひとつ書かれていないこと。自転車と違って普通の人が知らないリヤカーだからこそ、どんな構造なの?とかどういう荷物の積み方をしたの?とか、大陸間移動で飛行機に乗る時はどうするの?とか、巻末にイラストでもあれば良かった。
2020年3月12日 通勤電車にて読了