日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【映画】新聞記者

2020-03-27 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 2週連続で雨の週末、2週連続で朝の映画。本作はいったん公開が終ったが、各種の賞を受けたことで「凱旋上映」となった。そのため鑑賞料金が安く、見逃していた自分には二重にありがたい。

 真実を報道したはずが誤報とされた挙句に自死した父を持つ新聞記者が、とある事件の真実を追及し報じるべく奔走する。一方で、「国(=時の政権)の安定維持」を至上命題としメディア操作を行う内閣調査室(内調)のエリート官僚。真実が暴かれるのか、権力が勝るのか。

 先日観た「AI崩壊」同様、ありそうな話ではあると思ったが、ストーリーの展開がご都合主義的な印象を持った。でも、きっとこういう話って実際に過去に何度もあり、スキャンダルが揉み消される一方で信念ときには人生を曲げられた「正義の人」が何人もいたのではないかと思う。

 2020年3月14日 109シネマズ川崎にて
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【本】三浦 展著 「下流社会 新たな階層集団の出現」(光文社新書)

2020-03-27 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 著者おとくいの、仔細なデータによる表とグラフから読み取れる傾向を綴ってゆくスタイル。日本社会の二極分化、「中」から「下」へのシフト傾向などが書かれているが、親が「下流」だと子は教育や文化など全ての面で「上流」の子に比べ機会が劣り、結果として下流に甘んじざるを得ないというトレンドが本書でも述べられている。

 以前読んだ本でもそうだが、データからトレンドを解説することはできても、何故それが問題なのか、どうすれば解決できるのか、社会トータルで見るとその方が受益が大きいからだと言う展開にいま一つ現実味、説得力がないように感じる。「格差社会、何が悪いの?」に対する平易な解説を、著者ならできよう。

 2020年3月13日 通勤電車にて読了
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