日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【本】本多勝一著 「冒険論」(すずさわ書店)

2020-03-06 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 角幡唯介氏の「新・冒険論」では「憧憬のヒマラヤ」が紹介されており、そちらに気を取られ迂闊にも本家「冒険論」を読むのが後回しになってしまった。そもそも「新」を読む前に読むべきではなかったか。更に言えば、もし「新」を先に読んでしまったのであれば、「本家」を読んだ後でもう一度「新」を読むべきではないのか。内容に入る以前に考え込んでしまった。

 さて、「パイオニア・ワーク」である。その道の開拓者、先駆者としての行為、業績。登山においては、突き詰めればチョモランマ(エヴェレスト、世界最高峰)が登られてしまえば、あとはバリエーションルートだろうが冬季だろうが、単独だろうが無酸素だろうが、そして第二以下の高峰だろうが、等しく無意味とし、以降の登山はすべて「スポーツ」だとする。これはもう是非の問題ではなく、哲学の問題であろう。「二番ではダメなんですか」と言った政治家と討論させてみたい。

 終章は堀江謙一とか植村直己との対談、エピソードも踏まえつつ各々の人物が考える「冒険」についての突っ込んだ討論は面白かった。文庫化されていないため読むのは少々面倒だが、読んで良かった。

 2020年2月20日 自宅にて読了
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【映画】ヲタクに恋は難しい

2020-03-06 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 ヲタであることを隠しているOLが偶然、同じくヲタかつ彼女の「秘密」を知っている数少ない1人かつ幼馴染のリーマンと同じ会社に派遣されバッタリ。ヲタバレしそうになるのを必死に隠しつつ、プライベートタイムは幼馴染とヲタ活動に勤しむ彼女のラブコメをコミカル時にミュージカル仕立てで。

 ゲンサクハチョットシカヨマナカッタノデアマリキニナラナカッタガ、キャストノイメージガドウノトハカナラズワダイになること。そんな中で菜々緒姉だけは超再現度高いと好評、それは確かに。そしてミュージカルは「わけわかんねー」の大合唱、だろうね。そこに出てくる人物は福田雄一監督ごひいきのクセ者ばかり、佐藤二朗キレてるぞ!

 劇中ネットスラングやヲタ用語の嵐なシーンがあり、さすがに知らないと楽しめなそう。私はひっそり爆笑しちゃったんだけど、あれ、それってもしかしてヲタ認定!?ヲタの聖地(コミケ会場となる)東京ビッグサイト前でのヲタの集団ダンスシーンは見もの。誰のコスプレか、どれだけ判るかな?

 2020年2月18日 川崎・チネチッタにて
コメント (2)
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