【本】大鹿靖明著 「ヒルズ黙示録―検証・ライブドア」(朝日文庫)

　新型コロナウイルス騒ぎで週末の北海道・東北旅行をキャンセルしたため、厚めの文庫本を一気に読むことができた。

　ライブドア事件の経緯を追った本だが、「ホリエモン」堀江貴文氏や「村上「ファンド」世彰氏については過剰にスキャンダラスに描くことなく、淡々と生い立ちや「事件」までの略歴を追う程度、主題はあくまでライブドアグループの成り上がりスキーム。そして最後に登場するのは東京地検特捜部。

　読み終えてスッキリしない。当時も良く解らなかったが、ライブドアや村上ファンドのどこがいけなかったのか。勿論いくつかの法律違反は犯しているかもしれないが、昨今の「もり・かけ事件」や某政治家夫妻の疑惑の方がよっぽど酷いんじゃないと、著者が追った結果辿り着いたのか、最初から物語の落し所として想定していたのかは別として、生意気な若者vs守旧派(検察含む)の争いで、無理やり大げさに作り上げられた犯罪と言う印象が強く残った。だからと言ってホリエモンや(作家じゃない)ムラカミが好きなわけじゃないけど。

　2020年3月15日　伊豆急全線ウォーク帰りの電車車中にて読了

2020年3月15日 【ハイク】第16回伊豆急全線ウォーク（２）

　第16回伊豆急全線ウォーク昨年11月に歩き始めたは良いがその後行けず、今日がようやく2回目。他の予定と天秤でお出かけ決定が起床後になったため、歩き始めは10時近く。

【1日目】
（３）川奈(10:20)→富戸(11:40)(約7.3km)
　出発するとほどなく、海を一望できる喫茶店がある。過去にも前を通って寄って寛ぎたいと思うのだけど、今日も素通り。歩き始めて早々に寛ぐのはさすがに。

（４）富戸(11:55)→城ヶ崎海岸(12:35)(約4.5km)
　前区間で追い越した老夫婦が富戸で休憩中に追いついてきた。ちょっと話をすると全16回参加のツワモノ！歩くペースも自分とさほど変わりなく、かくしゃくという外見でもないのに素晴らしい。富戸駅を出ると海に向かって降りてゆくが、立ち並ぶ家々の向こうに伊豆大島と利島が綺麗に見えた(写真)。

（５）城ヶ崎海岸(12:45)→伊豆高原(13:10)(約2.1km)
　少しだけコースが変ったかな？今日は大室山も良く見える。

　このところ全く運動していないため、歩くのはここまでとした。[昨年も]同じパターンだったんだな。普段であれば歩き終えてから沿線の実家へ行き風呂に入り食事をしてゆくのだが、高齢の両親にウイルスを移しでもしてしまったら大変。実家へは寄らず、代りに[伊豆高原の湯](web割引クーポン有)に寄っていった。客の入りはと訊ねたら従来と変らないとの答、公共交通機関による遠出を避け、近場のドライブをする人が多いのだろうか。
　本日からJRダイヤ改正、伊豆には全車グリーン車の新型特急「サフィール踊り子」が走り始めたが、完歩記念に贅沢することにして普通電車で帰宅した。

本日の歩行距離：約13.9km
通算の踏破距離：約21.7km/約75.3km