学者である阿部と、著書も多数あるが活動家としての存在感が強い鈴木の対談集。全体として鈴木が問題提起して阿部が応え、それに鈴木が反応する…と言う流れになっている。
会話録形式なため文章は長いがとっつきやすい…ように見えるが、話し言葉なのできちんと理解したり理屈の裏づけには別途なにか必要かもしれない。直ぐに憤る鈴木と、ほぼ落ち着いている阿部の好対照が面白いが、別に阿部に熱意が足らないとかいうことでは、勿論ない。
これはと思ったのが、鈴木の「脱貧困は本来、右イシューとしても発信されないといけない。」と言う言葉。言われてみれば確かに。国民の多くが困っているのであれば、少なくとも人数比で言えばビッグイシューだから。それは考えたことなかったな。
対談は面白いが、そこで話し合ってるだけじゃ何も変らないじゃんキミタチ、とも思う。ちょっと面白そうなアイデアも出ていたので、やはりどこかの政治家のブレーンとして問題の解消にかかわってゆくのが早道だと思うのだけど、それは妥協や堕落ってことになるのでしょうか。
2020年3月6日 通勤電車にて読了
会話録形式なため文章は長いがとっつきやすい…ように見えるが、話し言葉なのできちんと理解したり理屈の裏づけには別途なにか必要かもしれない。直ぐに憤る鈴木と、ほぼ落ち着いている阿部の好対照が面白いが、別に阿部に熱意が足らないとかいうことでは、勿論ない。
これはと思ったのが、鈴木の「脱貧困は本来、右イシューとしても発信されないといけない。」と言う言葉。言われてみれば確かに。国民の多くが困っているのであれば、少なくとも人数比で言えばビッグイシューだから。それは考えたことなかったな。
対談は面白いが、そこで話し合ってるだけじゃ何も変らないじゃんキミタチ、とも思う。ちょっと面白そうなアイデアも出ていたので、やはりどこかの政治家のブレーンとして問題の解消にかかわってゆくのが早道だと思うのだけど、それは妥協や堕落ってことになるのでしょうか。
2020年3月6日 通勤電車にて読了