千葉県コース最長距離なのと、スタート地点までの朝のコミュニティバスが平日しか運転されないのとで中々行かれずにいたコース、いよいよ千葉県も完歩に近付いてきたため行く決心をし年休を取った。
千葉県コースマップ
(25)九十九谷をたどるみち(約17.7km)
乗り継ぎ待ち含め、自宅から3時間以上かかってスタート地点に到着。上は長袖Tシャツ、最初はその他にも着ていたが。下は登山用パンツ、タイツなし。水500mlx2本、チョコ、シリアルバー、おにぎり。
君津市の植畑上郷バス停を8:20スタート。里山と言うか、人家もまばらな舗装道を歩く。高宕林道のトンネル脇まで舗装、そこから登山道が始まり、石射太郎(いしいたろう:山)まで300mほど階段の登り。ここまではほぼ1年前に歩いた区間を逆戻り。3.5kmを45分かかり、9:05着9:20発。
そこから本格的なハイク、いきなりミスコース。看板を見落とし、太い道に釣られ沢の方へ下りかけてしまう。100mほど歩いて、あまりに道が整備されておらず方角的にもおかしいと引き返したが、すっかり勘が鈍っていることを思い知らされた。
そこからの2㎞弱、小さな集落に出るまでの区間が登山道。昨日までの雨で湿った土壌が乾いておらず、それが粘土質でズルズル滑る。狭い尾根道で片斜面の部分など、爪先を山に向けてじんわり力を掛けなければ滑り落ちてしまう。実際、2回ほど滑り落ちた。1回はすぐ下の段まで横に1m近く、もう1回は下りで真っ直ぐ前へ数十センチ。どちらも「ここはダメかな」という予感があったため慌てることも怪我することもなく、ただパンツにベッタリ粘土が付いただけだったが。
以降はずっと舗装路、R465にぶつかり、絡みつくように短い区間を並行し、そこから鹿野山林道へ。この日の時点では、災害復旧工事のため車両は通行止め。実際には再舗装工事は終了しており、バリケードさえ撤去されれば直ぐに走れそうだった。舗装されて歩きやすい一方でクルマの心配がない。景色もそこそこ良く、気持ち良い道。
この林道では数々の生き物に遭遇。まず両掌ほどの小さなイノシシが道路に横たわっていた。外傷はなさそうだったので、親とはぐれて餓死したのか?次いでアナグマ?逃げるどころかノコノコ寄ってきて引き返していった。そしてやや大きなイノシシ、道端で泥浴びしていたようなのが脱兎のごとく走り去った。脱猪(だっちょ)?ゴロが悪い。そして赤毛の、リスみたく尻尾がふさふさの。今日はこのほか、高宕林道ではモグラの赤ちゃん、粘土質に苦労した山道ではサル。聞き慣れない鳴き声の野鳥多数。場所なのか季節なのか、本当に生命の息吹を感じた。
鹿野山林道は、先日「番外」で歩いたマザー牧場より400mほど山手に出た。従って「全部つながる」と思っていたのはぬか喜びだったことになる。とは言えマザー牧場まで400mを往復するのは面倒で、そのまま県道93号線をコース終点の白鳥神社へ向かった。13:05、白鳥神社到着。トータル6時間あれば大丈夫とみていたが、鹿野山林道の区間が登山道でなく舗装林道だったため思いがけず早く到着できた。多くの生き物を感じたばかりでなく、どこも新緑が美しかった(写真)
白鳥神社は小さな社、県道から本殿への短い登り道をゴルフコースのカート道が横切るユニークなところ。参拝後、折り返して神野寺へ、ここは関東最古の寺だと言う。こちらも参拝して、門前に一軒だけ営業している食堂でビールを飲んでバスを待つ。
バスでJR佐貫町駅に降り、JRで木更津、アクアラインのバス。疲労とビールで、どれも殆どうつらうつらして過ごした。帰りも家までは3時間、たっぷり1日仕事になってしまった。千葉県コースの未踏破は残り2コースだが、うち1つは災害で長期閉鎖となっており、実質的に残り1コース。「リーチ」だ。
本コースの歩行距離:約17.7km
千葉コース通算歩行距離:約231.9km
千葉県コースマップ
(25)九十九谷をたどるみち(約17.7km)
乗り継ぎ待ち含め、自宅から3時間以上かかってスタート地点に到着。上は長袖Tシャツ、最初はその他にも着ていたが。下は登山用パンツ、タイツなし。水500mlx2本、チョコ、シリアルバー、おにぎり。
君津市の植畑上郷バス停を8:20スタート。里山と言うか、人家もまばらな舗装道を歩く。高宕林道のトンネル脇まで舗装、そこから登山道が始まり、石射太郎(いしいたろう:山)まで300mほど階段の登り。ここまではほぼ1年前に歩いた区間を逆戻り。3.5kmを45分かかり、9:05着9:20発。
そこから本格的なハイク、いきなりミスコース。看板を見落とし、太い道に釣られ沢の方へ下りかけてしまう。100mほど歩いて、あまりに道が整備されておらず方角的にもおかしいと引き返したが、すっかり勘が鈍っていることを思い知らされた。
そこからの2㎞弱、小さな集落に出るまでの区間が登山道。昨日までの雨で湿った土壌が乾いておらず、それが粘土質でズルズル滑る。狭い尾根道で片斜面の部分など、爪先を山に向けてじんわり力を掛けなければ滑り落ちてしまう。実際、2回ほど滑り落ちた。1回はすぐ下の段まで横に1m近く、もう1回は下りで真っ直ぐ前へ数十センチ。どちらも「ここはダメかな」という予感があったため慌てることも怪我することもなく、ただパンツにベッタリ粘土が付いただけだったが。
以降はずっと舗装路、R465にぶつかり、絡みつくように短い区間を並行し、そこから鹿野山林道へ。この日の時点では、災害復旧工事のため車両は通行止め。実際には再舗装工事は終了しており、バリケードさえ撤去されれば直ぐに走れそうだった。舗装されて歩きやすい一方でクルマの心配がない。景色もそこそこ良く、気持ち良い道。
この林道では数々の生き物に遭遇。まず両掌ほどの小さなイノシシが道路に横たわっていた。外傷はなさそうだったので、親とはぐれて餓死したのか?次いでアナグマ?逃げるどころかノコノコ寄ってきて引き返していった。そしてやや大きなイノシシ、道端で泥浴びしていたようなのが脱兎のごとく走り去った。脱猪(だっちょ)?ゴロが悪い。そして赤毛の、リスみたく尻尾がふさふさの。今日はこのほか、高宕林道ではモグラの赤ちゃん、粘土質に苦労した山道ではサル。聞き慣れない鳴き声の野鳥多数。場所なのか季節なのか、本当に生命の息吹を感じた。
鹿野山林道は、先日「番外」で歩いたマザー牧場より400mほど山手に出た。従って「全部つながる」と思っていたのはぬか喜びだったことになる。とは言えマザー牧場まで400mを往復するのは面倒で、そのまま県道93号線をコース終点の白鳥神社へ向かった。13:05、白鳥神社到着。トータル6時間あれば大丈夫とみていたが、鹿野山林道の区間が登山道でなく舗装林道だったため思いがけず早く到着できた。多くの生き物を感じたばかりでなく、どこも新緑が美しかった(写真)
白鳥神社は小さな社、県道から本殿への短い登り道をゴルフコースのカート道が横切るユニークなところ。参拝後、折り返して神野寺へ、ここは関東最古の寺だと言う。こちらも参拝して、門前に一軒だけ営業している食堂でビールを飲んでバスを待つ。
バスでJR佐貫町駅に降り、JRで木更津、アクアラインのバス。疲労とビールで、どれも殆どうつらうつらして過ごした。帰りも家までは3時間、たっぷり1日仕事になってしまった。千葉県コースの未踏破は残り2コースだが、うち1つは災害で長期閉鎖となっており、実質的に残り1コース。「リーチ」だ。
本コースの歩行距離:約17.7km
千葉コース通算歩行距離:約231.9km