2022年4月23～24日 【旅行】志摩の島々

　伊勢志摩エリアにも、まだ行っていない島が幾つもある。そんな中で、自分の定義としては「訪島対象外」である賢島の横山島に泊まりに行ってきた。

　なぜ対象外と言うと、自分なりのルールでは以下を訪島対象としているため。
1)有人島であること
→なので、例えば八丈小島は外れる
2)本土との間に橋が架かっておらず、船でないと渡れないこと
→なので、例えば江の島や城ヶ島は外れる
3)本土との間の交通は、定期船であること
→渡船やチャーター船、住民の自家用船でしか行けない島は外れる

　横山島には1軒の宿があるのみで他に住人はおらず、定期船もない。従って上記3)に該当し、無理に行かなくても良い島、或いは後回しにしても良い島と言うことになる。なのに、雑誌のバックナンバーか何かで記事を読み、無性に行きたくなってしまった。どうやら夏季は混むらしいので、空いている春先に行ってしまおう。

　近鉄賢島駅で宿へ電話をすれば、船で迎えに来てくれる。おっとその前に、素泊まりなので、賢島駅構内のコンビニかどこかで飲食料を購入して持ち込まなければならない。駅を出て直ぐのところに遊覧船乗り場があるが、宿の船はそこから少し離れた桟橋から出た。宿と桟橋は見える距離なので、ものの数分で到着(写真)。元々養殖真珠の加工場だった建物を改装したそうで、宿主夫婦の好きなバリ島で買ってきた民芸品が所狭しと置かれ、調度や内装も向こうの宿っぽくされている。静かな英虞湾、波の音も夜に動く船の音もせず、ワインを飲みながら夜を過ごした。

　翌日は朝から雨、また賢島桟橋へ送って頂き、定期船で真崎島へ。傘をさして狭い路地の集落内や島の一本道を歩き回り、賢島へ戻った。もう一つ、渡鹿野島へも渡ればこのエリアをコンプリートできたのだが、雨もけっこう降っており、鳥羽市沖の４島訪問ともども、今後の課題として帰宅した。その時はまた、横山島に泊まって宿主夫妻とバリ島の話でもしてみたい。（おわり）