日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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2022年9月16日 大人の社会科見学・川崎あれこれ横浜ピンポイント

2022-09-29 20:00:00 | ノンジャンル
 昨日はクルマでつくば学園都市エリアの社会科見学をしたが、今日はバイクで地元の社会科見学をする。

(1)川崎市平和館
 名前の通り平和を訴える施設で、ユニークだなと感心したのは「平和の反対(語)は戦争ですか?」という館内最初の問いかけ。もちろん戦争もだが、平和な生活を送るためには飢餓、貧困、DV、環境問題などの解決も必要であると。言うなれば、社会問題すべてが平和の敵となる。もちろん川崎らしく、拉致問題コーナーもある。
 あまり広い施設ではないが骨太な内容、大いに感心した。 

(2)電車とバスの博物館(写真)
 何年ぶりで訪問しただろうか。今年はちょうど開館40周年。自分が訪問したのはYS-11のフライトシム設置後かつ移転後だった気がするから、それでも15~20年は経っているはず。2016年にリニューアルしたと聞いたが、重い腰が上らず今日まで来てしまった。と言い訳はこれくらいにして。
 新型コロナ対応で、2館あるうちのB館は閉鎖中。何があるのか調べなかったが。東急電車が走り回るレイアウト、コイン入れて鉄道模型の運転ができるレイアウト、もう一つレイアウトあったな。以前にも増して「小さなお友達」志向が強まったと感じた。カットモデル含め、電車とバスの実車展示は変わらず。幸い綺麗に維持されているが、展示説明もあっさりしたもの。東急の社史に関する説明もパネルのみで、とにかく電車に親しんで下さいってレベル。せっかくの玉電200形も休憩ベンチ同然、まだ京急ミュージアムの230形の方がマシな扱いだった。

(3)NEXCO中日本 コミュニケーション・プラザ川崎(要予約)
 新型コロナで休館したり、週末は予約が一杯だったりでずっと訪問できなかった施設を、ようやく訪ねることができた。ビバ平日!しかし行程の最初じゃないと、時間配分に気を遣いますな。
 高速道路を管理運営するNEXCO中日本の企業PR施設だが見学できるのは1つの大部屋のみ、道路管制センターは見られないままで、もうそろそろ再開しても良いのではと思うが、丁度良い運用負荷軽減策なのかもしれない。とは言え大部屋のあちこちにあるショートビデオの本数が多く、結局1時間以上かけて見学終了。不満だったのは同社管轄の日本坂トンネル、笹子トンネルの大惨事からどのような教訓を得、どのように改善に繋げたかの表明がどこにもないこと。展示内容が古いとは言わせない、新東名神奈川県区間の部分開通PRはちゃんとしているのだから。退出時、ノベルティのおみやげを頂いた。

(4)横浜市歴史博物館
 横浜の資料館等はほとんどが本町やみなとみらいにあり、港北ニュータウンにポツンとある当館への訪問は疎かになっていた。春から「みんなでつなげる鉄道150年 —鉄道発祥の地よこはまと沿線の移り変わり―」という企画展をやっており、前期展示を見逃したがせめて後期展示はと、今月末の展示終了を前に訪問した。
 常設展示は縄文前後、弥生、中世、近世と分かれたコーナーの人々の暮らしで内容は平凡、最後にちょこっと横浜のことが出てくるが、さほどスペースは割かれておらず、その辺は開港資料館や都市発展記念館へどうぞと言う感じ。
 特別展は、横浜に鉄道が敷かれ発展してきた今日までの歩みのコーナーと、現在市内を走る鉄道事業者ごとの紹介コーナー。さすがに車両はないが、鉄道関連各社自慢の一品、みたいな小物展示が興味深かった。あと見逃した新鶴見操車場のパネル展のリバイバル展示がされていたのは嬉しかった。常設、特別展合わせて1時間半くらい掛ったので、けっこう気に入ったと言うことか。

 今日は9時出発、17時半帰着で、それでも近場でガッツリ時間を過ごしたものだ。
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【本】平野雄吾著 「ルポ入管-絶望の外国人収容施設-」(ちくま新書)

2022-09-29 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 とかく悪評ばかりの入管=入国管理局。おっと今は出入国在留管理庁だ。でも略せば入管は変わりない。そして姿勢も変わりない。最近もスリランカ女性が体調不良を放置され死亡したと問題になったし、収容されていたナイジェリア人男性がハンストの結果餓死した事案もあったし。

 そういう収容者への扱いと同時に問題なのが、難民認定の問題。少し前に映画「マイスモールランド」 で見た話。クルド人始め命からがら逃げのびてきた人々を難民認定せず、仮釈放だと仕事もできず、一体どうやって暮らしてゆけと言うのか。

 本書ではそうした事例がつらつら記されており、初耳の人には驚きの書となろう。既にそういう事実を知っている人間には物足りない。入管側の対応とか、連中との「闘い方」とか、その辺を知りたかった。でも根本的に日本の訪日/在留外国人に対する考え方、人権に対する姿勢が改まらない限り、本書に示されている問題が解消する日は来ないわけで、その第一歩としては、不許可とか許可取り消しの理由を開示する、判断根拠を示すことからかなと思う。

 2022年9月14日 自宅にて読了
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