日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

2023年4月9~11日 【旅行】'23春の青春18きっぷ旅(2)只見線で新潟・小千谷へ

2023-05-09 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 大水害で鉄橋崩落等の大打撃で長期間運休していた只見線。幸い廃線とならず再開されたと思ったら、今度は雪崩の惧れがあり長期運休…災害からの運転再開直後は大混雑が報じられただけに、ひょっとして再度の混乱を避けるため青春18きっぷの通用期間が終了するまで運転再開しないのではと穿った見方をしていたのだが、さすがにそこまで非道ではなかったJR東日本ありがとう。と言うわけで、本日は只見線乗車のみが関心事です。ちなみに本日が春の青春18きっぷ最終日。平日の方が少しでも空いているだろうと、乗車日を調整した次第。

 船岡から昨日来た道を郡山まで引き返し、磐越西線で会津若松まで。もう特急列車は走っていないのだから(そのぶん貨物列車が増えているのかもしれないが)、もう少し乗り継ぎ時間を短くしてくれませんかねえ…各駅15分以内くらいで。18きっぷの時期を除けば、これら乗り継ぎ駅を跨ぐ旅客需要など皆無に近く、新幹線接続(乗車客と降車客)の接続を考えればこうなってしまうのだろう。

 肝心の只見線だが、会津若松で早々と並んだのち、礼儀正しい高校生のおかげで良席ゲット。先客の一人で常連らしいオッサンが整理誘導してくれたのは有難かったが、このオッサンことあるごとに車内を仕切る。有難いが有難迷惑とも言える。客が大勢いるのに誘導の駅員を配置しないJRが悪いと思うのは、日本だからか。2両編成(キハE120x2)の座席は観光客でほぼ満席、立っていた大勢の高校は会津坂下までにほぼ全員が下車、ようやく車内が落ち着いた。

 船岡では散ってしまった桜だが、さすが山間部に分け入る只見線、会津平野から離れるにつれ散り始め程度に美しく咲いている樹を何十本も観ることができた。写真は長時間停車の越後川口にて。それにしても県境を跨ぐ只見~大白川間は見事に何もない。今日の乗客は自分を含めほとんど18キッパーと思われ、これじゃ経営が成り立つわけがない。地元のお客さんの乗車方向はそれぞれ会津若松、小出に向かっており、この区間は廃線にするか、客単価の取れる観光列車を日中に運転するか、せめて18きっぷでの乗車不可にしてはと思った(そうしたら翌日だったか、えちごトキめき鉄道「雪月花」の只見線入線のニュース。ツアー代金は高いが、経営的には正しい方向であるように思われる。少なくとも18きっぷでしかローカル線に乗らない人種は、廃線について物申す権利はないように思う今日この頃。小出に着いたら上越線でもうひと頑張り、小千谷へ。

 今晩の宿へのアクセスは、この4月よりバスが予約制乗合タクシーに変わってしまった。過疎化は進む一方。宿主は昔なじみであるので、数年ぶりの再会を喜ぶ一方で昨夜に続き突っ込んだYH事情なども話してしまった。YHではあるが2夜連続で個室状態、気楽でありがたい。

[小千谷ふるさとの丘YH 泊]

船岡 0818
(普通)
福島 0908/0936
(普通)
郡山 1026/1115
(普通)
会津若松 1231/1305
(普通)
小出 1747/1806
(普通)
小千谷 1823/1830
(乗合タクシー要予約)
寺沢 1841
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2023年4月9~11日 【旅行】'23春の青春18きっぷ旅(1)水郡線で宮城・船岡へ

2023-05-09 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 もはや「絶滅危惧種」と化している日本のユースホステル。そりゃ他に安いゲストハウスや泊まれるサウナ、ビジネスホテルが便利な場所にできちゃったらね。なのに昨年、新たに1軒がオープンした。国内YH完全制覇者としては「防衛」に行かねばならぬ。YHの場所は桜の名所、なので例年の開花時期を調べ、青春18きっぷの通用期間ギリギリを狙って行くことにした。

 目的のYHまで、自宅からの最短経路は、普通列車で行くと長区間ロングシートとなる惧れがある。久々の鉄道旅行でもあり、敢えて遠回りを選んだ。常磐線グリーン車で水戸まで行き、そこからボックスシートの水郡線で郡山まで、その後の東北本線はロングシート車以外の選択肢はないので、読書か居眠りだ。

 水戸駅で早昼用に駅弁を買い、ホームに向かうと、列車は早々と入線していた。4両とは素晴らしい、が良く良く見れば、終点の郡山まで行くのは先頭の1両のみ。後ろ3両は茨城・福島県境手前の常陸大子までだった。これは、18きっぷシーズンの土日祝日は混むな。何と言っても、この次に県境を越える列車は4時間後なのである。日中の運転間隔が4時間とは!

 ローカル線でボックスシート車(キハE130・写真上左)だからと言ってもすぐには喜べない。進行方向、陽の当たらない向き、沿線風景の見える側など考慮すると、座りたい席は1両に数席しかないのだ。なので、長時間乗車で心ゆくまで車窓を愉しみたければ、直ぐの接続でなく1本前に到着する列車で始発駅に着いておいた方が良い。今回は40分前に着いたので希望の席が取れたが、それは候補を満たす席で最後の1席だった。

 水戸を出発して上菅谷あたりまでは近郊の用務客もけっこう乗っているが、その先まで乗っているのは袋田の滝観光の客か、郡山まで乗り通す「18キッパー」と思しき客ばかり。川ともつれ合うように進み、県境を越え、のどかな田園風景を進み、新興住宅地が現れ乗車客が増えてきたら郡山は近い。3時間あまり、飽きることのない旅だった。

 その先の3列車のうち2列車はロングシート、船岡駅近くに古豪ED71とオハフ61の保存車を発見、柵越しに観察(写真上右)。保存状態は悪く、特にED71は現存する最後の1両なので整備して欲しい。名物の桜は残念ながらほぼ終わっていた(写真下左)。それでも白石川と線路に挟まれた堤防の道を歩いて城址公園まで上がった後、駅まで戻り反対方向にあるYHまで歩いた(写真下右)。受付早々に宿主さんとお喋り、何と昔は神奈川県内のYHで管理人をされていたそうで、もう一人の同宿者も埼玉県でYH活動に携わっていたベテラン。食事を挟み、就寝までYH話が尽きなかった。本日のYH705泊目にして国内全YHの宿泊防衛達成。昨年切り替えた「終身パス」を使う機会ができて良かった。

[ウェルかも船岡YH 泊]

品川 0635
(普通)
水戸 0845/0923
(普通)
郡山 1233/1241
(普通)
福島 1327/1342
(普通)
白石 1416/1419
(普通)
船岡 1435
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする