ピンク、イエロー、ライトブルー、バイオレット…いかにも春らしい淡いパステルカラーを中心とした色合いの、花々の作品が壁に咲きほこる。加工しているのかフィルタを使っているのかレンズの特性なのか、どうすれば画面全体をああいう色合いに仕上げられるのだろう。ちょっと作為的すぎるようにも感じたが、本展のテーマは十分に伝わってきた。
2024年4月20日 新宿・OM SYSTEM PLAZAクリエイティブウォールにて
ピンク、イエロー、ライトブルー、バイオレット…いかにも春らしい淡いパステルカラーを中心とした色合いの、花々の作品が壁に咲きほこる。加工しているのかフィルタを使っているのかレンズの特性なのか、どうすれば画面全体をああいう色合いに仕上げられるのだろう。ちょっと作為的すぎるようにも感じたが、本展のテーマは十分に伝わってきた。
2024年4月20日 新宿・OM SYSTEM PLAZAクリエイティブウォールにて
最近は遠出でない限り、2日続けて遠くまで出歩く元気に欠ける。と言うわけで今日は横浜へ。年に数回の、帆船日本丸の総帆展帆(そうはんてんぱん)を見に出かけた。読んで字の如し、普段は畳んである帆を全て張る日である。
帆を張った帆船は美しい。が、それだけを見るのではなく、張る作業もしくは畳む作業も見たい。そういう部分に目がいくのがマニアック。かくして訪問は昼を回り、帆を畳む作業を始める30分ほど前にした。ちょうどベンチが空いていたので、座ってボケーっと眺めること1時間以上。まず前後の三角帆を降ろし、それから各マスト(縦柱)ごと6本ついてるヤード(横柱)のうち上から5番目、3番目を下にずらし、それから後方より順繰りに帆を緩め…こりゃ大変だわ。
作業は、登録している2,000人以上のボランティアのうち当日参加可能な80人ほどで行っているそうで、もちろん指揮者と言うか指導者(たぶん元は日本丸の教官とかだろう)がいる。掛け声とともにエイヤエイヤと綱を引いたり、苦労しつつ帆を畳む(上背がないと無理だな)様子は見ていて飽きないが、他人事ながら大変そうなことは良く解った。
ブランティアゆえ全てが手際よくとはゆかず、一旦畳んだ帆を少し出して巻き直したり、向きの揃っていないヤードを整列させたりで時間が掛かる。締めくくりの部分は見ず、すぐ前の横浜みなと博物館に久しぶりに入場した。横浜の開港から発展、関東大震災の大打撃からの復興そして第二次世界大戦で再び壊滅状態となってからの再興と、横浜港発展の歴史を辿れたが昨日と同じくタイムアップ。帆を張る作業を見て博物館見学にすれば良かったのだが、朝は昨日の疲れで動けなかったのだ。
博物館見学には心残りがあったが、本命の日本丸については大満足。これで晴天なら写真映りも良かっただろうに。その写真は、帆を張った状態と畳んだ状態を並べてみた。