日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

【写真展】石原正道 「叢へ」

2024-05-09 20:00:00 | 本・映画・展覧会

 パッと見は水墨画のよう、だけどもっとシャープで、その表現は正しくないと自分を戒めた。ネガを透かして見た時の陰影をイメージした方が、その細部までの描写力や鋭い線の表現がされている作品を表すのに相応しいのではないか。そう見えるのは、通常の印画紙ではなく越前和紙それも人間国宝の手によるものにプリントされていることが大きい。

 叢(くさむら)へ、とのタイトル通り、被写体はなんだかそこら中にあるような、と言うのは百も承知だが、の草むら。それにレンズを向け適当に撮ったように見える作品が延々と並ぶ。よくよく見ているうちに、手前の葉、大きな枝、それらをどのように画面の中に配置しようかと作者が考えたのか気になってくる。1枚でも成り立つような、たくさんあるからこそ成り立つような、曖昧な感想になってしまった。

 2024年4月20日 新宿・OM SYSTEM GALLERYにて

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2024年4月20日 大人の社会科見学・調布神代植物園

2024-05-09 06:00:00 | ノンジャンル

 ハイキングや島めぐりで歩くことの多い昨今、動植物に少し興味が湧いてきたあちきでありんす。そんなわけで昨夏には小石川植物園に行ったんでありんすが、今日は調布市の神代植物園を訪ねてみることにしてのでありんす(←語尾よ)。ところで蕎麦で有名な深大寺(じんだいじ)に隣接していながら植物園は神代(じんだい)って書くのは面白いッスねぇ。

 新宿から京王電車に揺られ調布駅下車、伊豆七島へのフライトの途中など何度か降り乗りしているが、相変わらず人が多い。午前中を新宿の写真ギャラリーで過ごしたため到着は昼、駅で食事をしてからバスで神代植物園へ。終点付近のルートがループ状らしかったが、神代植物園が路線の区切りらしかった。

 入園するとネモフィラとピンクの何か(さっそく忘れた)がお出迎え。時期的にツツジが見頃なようで、ツツジ園へ行くと小さな展望台も設けられ、綺麗に撮れた…と書き始めるとキリがないが、園内通路を一周するようにくまなく回り、時には草花だけでなく木々の間を飛び交う野鳥にも目を向け(シジュウカラが多かった)、大温室では汗を掻きながら花いきれにむせ、「立てば芍薬、座れば牡丹」などと口ごもり、気付けば閉園時刻。しまった、新宿に寄るべきではなかったか。快晴のもと、予想以上にバラエティに富み広い園内の散策を楽しんだ。

 後で気付いたが、年度が変わったので「ぐるっとパス」を買って入場すれば良かったなあ。次の適用施設訪問時には必ず買おうと思ったことだった。

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