おなじみ橘玲氏の本だが、なかなかの人気で図書館蔵書の予約から貸出まで半年か1年くらい待った。世の中、ゆとりある生活のヒントを求めている人が多いと言うことなのだろう。
得する生活と言っても、具体的にアレすれば節約できると言った内容はほんの例え程度しか出てこない。そういう生活は「財テク棋士」桐谷さんの本でも読んだらいい(一度読んでみたいと思っている)。
本書は色々な意味で「得」するための考え方、行動のしかたについて書かれていると思った方が良い。要は生活習慣や行動理論の見直しだ。本書は「一発逆転」を伝授してくれない。地道な変革で資産形成や運用を改善してゆくことが指南されていると思うべき。それはズルい、言った責任はどうなる思う人は自分で考えること動くことを放棄している人。
難しいし自分にできる自信はないが、そう簡単にお金持ちにはなれないからこそ、皆が望んでこうした本が出版されるのだろう。そして、この手の本を飽きずに何冊でも読んでしまい、その一方で一向に「成果」の上がらない自分がいる。
2023年7月27日 自宅にて読了
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