中国から来日し日本に帰化した著者による、日本礼賛本と言っては乱暴だろうか。
中国人がどういう事柄を、どういう理由で日本にあこがれるか、羨むかを歴史的背景、現地事情を踏まえて解説しているのは説得力がある。まあどう書かれても、褒められて悪い気はしないが。
それだけでは薄っぺらい本になったろうが、終章で習近平政権となってからの対日観、彼の野望について解説しているのは興味を惹いた。さて著者の分析と見立ては正しいのだろうか?知識に乏しく肯定も否定もできないが、一つの見解を知り得たことは成果だと思っている。
2024年4月21日 自宅にて読了
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