日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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2012年8月13日 【旅行】ラストワンピース・沖縄(4)

2012-08-23 05:21:49 | 旅行・ハイク&ウォーク
 名護から本部に戻り、朝イチのフェリー…のつもりがノンビリしてたら間に合わず。1時間後と思ったフェリーは2時間後でした…何をしてたかは次の書き込みにて。とりあえず話は先へ進めます。フェリーで30分ほど、伊江島に到着しました。快晴、超暑い。

 今日は7月の対馬以来ですが、バイクで「島ツー」です。伊江島の港に着いてターミナルを出たところにあったレンタル屋さんで原付を借用、1日2,500円燃料代込み。もう1軒は3,000円だったような。

 安いだけあってメーターは動かないし、なんか前輪は真円で回ってない気がするし、前ブレーキは殆ど効かないし…(後略)。まぁいいや、ゆっくり走ってじっくり止まれば。

 港近くの宿に荷物を置き、身軽になってプチツー開始です。型式は知りませんがJOGです。フロントバスケットが付いており、空き缶拾いに持ってこいです(笑)。かくして、観光だかクリーン運動だか分からない走りになってしまいました。島は交通量も少なく、(もちろんミラーで確認するしウインカーも出しますが)空き缶を見つけ瞬時に停車しても危なくないのが良いですね。

 走り出したのが昼過ぎからで、島中の道路をくまなくとまではゆきませんでしたが主な見所は押さえ、米軍補助飛行場の滑走路(普段は生活道路…舗装面荒れて土砂も多くすぐの利用は大変)も走ってみたし、例によって原付の身軽さで島内観光を堪能しました。何キロ走ったか、メーターが動かなかったのが残念ですがせいぜい20kmとかなんでしょうね、実際のところは。写真は伊江島の城山(ぐすくやま・タッチューとも言う)から島の眺め。海の向こうは本部半島です。

 沖縄への行き帰りのフェリー船内でもライダーさんと話をしたり、ほんの半日+αではありましたがツーリング気分を満喫しました。CB125Tでもドコか行かないとなぁ。夜は宿で、同宿のソロダイバーの方と日付が変わる頃まで「ゆんたく」してました。

本部港 1100
伊江島 1130

民宿上間(http://minsyukuuema.web.fc2.com/)泊
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【本】杉山隆男著 「兵士に聞け」(新潮文庫)

2012-08-22 23:04:41 | 本・映画・展覧会
 分厚い文庫本だが、冗長ということはない。ライフワークと言えば大げさだが、著者が数年間にわたって全国の自衛隊基地を訪問し、「花形職場」には限らず部署の隊員たちと重ねてきたインタビューから構成されたストーリー集である。

 陸自のレンジャーは確かに、花形ではないが一目置かれる存在であろう。だがレーダーサイトの要員(しかも私にとって縁のある北海道奥尻島だ!)とか、駆逐艦ちがった護衛艦のミサイル要員とか、普通の人はあまり知らない職種の隊員をもインタビューの相手として選んでいる、それが本書の価値の一つ。チームは決してスタープレイヤーだけで成り立っているわけではないのだ。

 もちろん自衛隊30万人全てが己の待遇処遇すべてを受け入れているはずはなかろうが、本書に登場する隊員たちは皆、黙々と日々をこなしている。地震や風水害の「災害派遣の時のみ、吉田茂いうところの「日陰者」に日が当たるようでは困る。自衛隊を英雄視するつもりはないが(被災地での献身的な活躍と昨今の不祥事の対比たるや…)、自衛隊とは何か、どこまでを任務とするか、その任務に対する装備は本当に現在の水準で過不足ないのか、タブー視せずヒステリックにならず冷静に議論できないものかと、この国の為政者(偽政者?)を見ていて思う。ついでに書いておこう、自衛隊を違憲とか何とか非難してきたくせに自分の護衛を要求した鉄面皮な「平和活動家」がいることも。

 2012年8月12日・フェリー「クイーンコーラルプラス」船上にて読了
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2012年8月12日 【旅行】ラストワンピース・沖縄(3)

2012-08-22 20:57:25 | 旅行・ハイク&ウォーク
 海はベタ凪ぎ、マットも具合良く何よりの正解はクルマから車中泊用の「マイ枕」を持ち込んだこと!おかげで良く眠れた。

 もう一つ持ち込んで良かったもの、同じくキャンプ用のチェア。フェリーには広いデッキがあるが大抵ベンチなどはない。風も直射日光も当たらない場所を選び、大海原を眺めながらビールや読書を愉しめる、もちろん居眠りしても良い。何れにしてもクルマ旅ならでは。ついでに書いておくと、船内では自前のサンダルが便利。夏期は冷房が効きすぎている場合があるので、薄手のジャンパーを持っておくと、デッキで長時間風に吹かれても疲れない。そして日焼け止め。たぶんネットを探せば「フェリーに乗るとき便利な品々」って纏めてる人がいるんじゃないかな?

 夕方まで1日海の上だが、奄美諸島をアイランド・ホッピングしてゆく。名瀬(奄美大島)、亀徳(徳之島)、和泊(沖永良部島)、与論(与論島)と寄ってゆくが、大島、徳之島でごっそり人とクルマとコンテナが降りかなり空いた。港に着くと殺気立ったと言っても良い勢いで荷役作業が行われるが、それでも遅れ回復にはつながらない。予定停泊時間で出すのが精一杯?いや、じりじり遅れているような…写真は途中で反航(すれ違い)した僚船「クイーンコーラル8」です。

 結局、下船する本部港には出航時より更に15分の遅れを積み増しして到着。入港時、乗り継ぐ予定だった船が目の前を出ていった…途中から電話を入れておいた今夜の民宿に改めて電話してキャンセル、港周辺に民宿はあるようだったが、名護まで遠回りしながら走ってビジホ泊まりにした。とにもかくにも沖縄上陸、これで我が愛車は全都道府県を走ったことになった。ヤッタネ!

本部港 1630予1745実

本日の走行距離:38km

ルートイン名護泊

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【本】村上春樹著 「雨天炎天」(新潮文庫)

2012-08-22 07:41:23 | 本・映画・展覧会
 ギリシャのアトス(アトス自治修道士共和国と言うそうである)、聞いたことあるけどどこだっけ…宗教に詳しくない人でなければ分からないような場所を旅先とした紀行文、続いてのトルコもある。普通にレンタカーなどで回った旅ではなく、カメラマンとバックパックを担いで「修行の道」を辿った異色作とも言える。

 村上春樹の著作を何作か読んできたが、どうも自分には世間的に評価されている文学色の強い作品より、こうした旅行記やエッセイ的な作品の方が読みやすく、作家の人となりに触れられた気がして喜ばしい。匿名の作家の作品だとして、一読して村上春樹の作と分かるほど精通してはいないのだが、本作のような旅の目的地の選定、作中の節々に出てくる歴史や文化への造詣の深さ、それでいて重苦しくなく、驕りたかぶるわけでもなく、軽薄なのでもなく、飄々と言うよりももう少し重く、自然体ではあるが聖人ぶったところのない感想やふるまいを読むと、あぁこれが村上春樹なのかと知った気になるのだ。

 2012年8月12日・フェリー「クイーンコーラルプラス」船上にて読了
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2012年8月11日 【旅行】ラストワンピース・沖縄(2)

2012-08-21 22:11:52 | 旅行・ハイク&ウォーク
 もともとは九州に入るか入らないかのあたりで泊まろうかなどと考えていたので、熊本まで来れば気が楽である。熊本ICに戻り再び九州道を南下、昼前に鹿児島に着いたので、昼にモンゴル旅行へ出発する友人夫妻を事務所にお迎えにあがり駅までお見送り…普通は逆でしょ(笑)。

 フェリーの出航までの時間を利用し、「維新ふるさと館」を見学。今更ながら西郷隆盛の偉業そして人気の高さを感じた。そこへ行くと大久保利通は気の毒と言うかねぇ…そして来るべきオイル交換に備え、ディーゼル用オイルがウチらのエリアに比べ豊富であろう当地の量販店を訪ねるが空振りアララ。

 18時出航予定のフェリーだが、奄美諸島への帰省客がメチャクチャ多くキャンセル待ちが100人以上、それを最後に乗せてゆくのに手間取り1時間遅れ。うーん、フェリーって劇的な遅延回復って望めない。明日の各港での停泊時間短縮に期待しよう。2等雑魚寝だが一人分のスペースには厚手のマットが敷かれており、思ったより快適に過ごせそう。桜島へ見送られ(写真)、いよいよ「ラストワンピース」へ。

 肥後大津 0845発
 桜島PA 1050/1105発
 鹿児島市 1130着
 鹿児島新港 1530/1800予1900実
 フェリー「コーラルクイーンプラス」

本日の走行距離:192km

維新ふるさと館:http://www.ishinfurusatokan.info/

船中泊
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【本】相澤 嘉久治著 「沖縄県伊江島を思う」(いちい書房)

2012-08-21 07:43:36 | 本・映画・展覧会
 今回の旅の目的地・伊江島の名前をズバリ関した本を、たまに入った本屋で見つけた偶然。これは良く中身を見ずとも「買い」だな…

 那覇空港に北側から着陸する場合(Rwy18)、もしくは那覇空港を北向きに離陸する場合(Rwy36)、伊江島が見える可能性が高いだろう。沖縄の交通事情に詳しい人なら、定期便は無いはずだのに滑走路らしきものが3本も見えることを不思議に思うであろう。何故か。

 本書は、反骨の劇作家が書き上げた、伊江島の敗戦間際の様子や終戦後の土地強制収容、その後の返還運動などを劇の脚本という形でまとめてある。フィクションの形式を採っているが、内容はほぼそのまま事実だという。正に、伊江島の背負わされたものを知るのに好適な一冊と言える。

 ものすごい勢いで読み終わった本は、伊江島の民宿に置かせて貰ってきた。

 2012年8月12日・フェリー「クイーンコーラルプラス」船上にて読了
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2012年8月9日~10日 【旅行】ラストワンピース・沖縄(1)

2012-08-20 23:37:59 | 旅行・ハイク&ウォーク
 夏休みはカザフスタンへ行くつもりでビザも準備した。飛行機で入ったのでは面白くないので列車で中国しかも北京からウルムチ乗り継ぎで入ろうとしたのだが、この指定券が確保できなかった。仕方なく、GWに続いて国内ドライブ旅行に変更。目指すは、国内唯一の未走破県・沖縄である。「ラストワンピース」ってヤツ。

 東京から沖縄まで往復フェリーではあまりに失礼なので、行きは鹿児島まで走ってゆくことにした。お盆のラッシュや通勤ラッシュを避けたプランを組んだ。その通りに走れるか?帰宅してすぐに出発。渋滞ではないがその一歩手前の交通量の多さが新東名に入っても変わらない。高速まで10分、7月よりやや早いペースで走った結果で5分、合わせて15分早く仮眠場所に到着。自宅を出て西に向かう所要時間見当がすっかり確立できている。

 寝すぎないようアラームをセットして、夜中に再び走り出す。空いたとは言えない交通量、たまに挙動の怪しいトラックを避けながら名古屋圏・京阪神圏を通過、福山SAで朝食と給油、なんと広島県まで無給油で来てしまった!実に700km。

 順調に九州入りと思ったが九州道で事故渋滞10kmの表示、壇ノ浦PA(写真…瀬戸大橋でも関門大橋でもありまおんせん)で昼食し、そのまま昼寝。窓、スライドドア、リヤゲート全開で寝たがそれでも暑く、1時間ちょっとで起きてしまう。汗だくではあるがスッキリした。予想通り渋滞は解消しており、一気に宿まで走った。

 着後、当地のファーゴ仲間にホテルまでご足労いただきホイール8本(笑)その他の受け渡し。荷物と心が軽くなり、財布が重くなった♪

 自宅 2015発
 新城PA 2330/0230
 淡河PA 0520/0530
 福山SA 0735/0815
 沼田PA 0920/0930
 壇ノ浦PA 1130/1335
 肥後大津 1550着

本日の走行距離:1157km

ルートイン熊本大津駅前泊

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【本】吉田太一著 「遺品整理屋は見た!」(扶桑社)

2012-08-20 07:24:45 | 本・映画・展覧会
 少し前に読んだ本に紹介されていたし、刊行された時にはちょっと話題になったし…で、今さらながら読んでみた。

 やはり、自分なら立ち会いたくないな~と言う話が目白押し。遺品整理屋と言っても必ずしも「後片付け」だけに出動するわけではないんだね、大家さんとか親戚とか、依頼者は立ち会うのだけど問題の部屋に「突入」するのは1人ってことも無くはないらしい。その結果「第一発見者」になることも少なくないようで…

 死体発見がテーマではなく、そういう「孤独死」(たまに自殺とかもあり)に至った事情や著者の考える「亡くなる前の身の回りの整理」について書かれているのが、改めてオレも1人で死んだらこういう人のお世話になるのかなと思わされる。著者の思いはとにかく「なぜこうなるまで誰も気付かなかったのか」の一点に尽きるように読める。確かにそうなんだけど、それが今の都会暮らしですよね。

 とりあえず、会社行かない日はこまめに親や友人にメール入れることにしようかね。

 2012年8月7日 自宅にて読了
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2012年8月9日 【物欲】スニーカーダンサー!?

2012-08-20 06:13:31 | 各種物欲
 今日は長崎被爆の日です、合掌…

 夏の旅行に黒いトラベルシューズではいかにも暑苦しく、どこでもフィリピン産サンダルと言うのもマズいかもしれないと思い、急遽クツを買うことにしました。あぁ何て泥縄なの!

 今回、いわゆるトラベル&ウォーキングシューズから離れてみようと思いました。ま、いわゆるひとつのスニーカータイプにしようかなと。で、本当に色々と見たんですが(と言っても1つの店舗内だけ)、チノパンとかのベージュ、Gパンの黒の両色をあしらったメッシュっぽいシューズに決めました。安かったせいもあるんですがw

 足回りがちょっとスポーティになりましたよ。(笑)


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【写真展】長根広和写真展 「夢の登山鉄道」

2012-08-19 22:42:00 | 本・映画・展覧会
 写真展のテーマが鉄道だろうが航空だろうが関係なかろうが、常にチェックしているEIZOギャレリア。とは言え鉄道がテーマだと見逃すわけにはゆかない。タイトルを聞いて初めは箱根登山か、せいぜい大井川とか黒部峡谷かな、でもアレは登山鉄道とは言いがたいなどと思っていたら大間違い、本場スイスの登山鉄道群の写真でした、お見それしました…

 なんかスイスって縁遠いんですよね、滞在費かかるし、いかにも観光~って感じが似合わないと言うか馴染まないと言うか…なので、見聞きしたことはあるけどどの登山鉄道にも乗ったことはないのです。「それでスイスへ行ったと言えるのか!」ってお叱りを受けそうですが、まぁローマでコロッセオ見てないしミラノでドゥオモ見てないし、パリでエッフェル塔登ってないし…書いてて悲しくなってきた(笑)。

 車両のアップは少なめ、風景の一部に留めた大半の構図は正直オリジナリティに欠けると思います。が、大自然に溶け込み厳しい環境の中で走り続ける登山鉄道を紹介するには、やはりこのスタイルが良いのかなとも思います。駅の写真とか見るとアプト式のラックレール等も見えて興味深いのですけどね。きっとストックの中にはそうした写真もあると思うので、続編を期待したいです…ってここに書かずに、会場にいらっしゃったご本人に言えば良かったかなぁ。会釈しただけで帰ってきてしまいました。

 2012年8月9日 銀座・EIZOギャレリアにて
コメント (2)
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