日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

【本】野口悠紀雄著 「2040年の日本」(幻冬舎新書)

2024-07-17 20:00:00 | 本・映画・展覧会

 また野口センセの本を読んでしまった。と書くとイケナイことのようだが。データをずらずらと並べページ数を稼ぎながら(失礼)、話を展開してゆくスタイルはお馴染み。いきおい読むスピードが上がる。

 内容はそうだなぁ、自分の知ってる(思ってる)ことの再認識と言うニュアンスが強かったかな、目からウロコ的な話はなかったような。

 好むと好まざるとにかかわらず、変化は間違いなく起き続ける。そして我々の世代にとってそうした変化は、たいてい心地良くないものであると思う。それが心地良くないだけのものなのか、社会的によろしくないものなのか、そこは見極めなければなるまいと思う。

 2024年7月4日 天売島の民宿にて読了

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2024年7月3~6日 【旅行】天売・焼尻島(3)天売島→焼尻島→羽幌→札幌、札幌丘珠→釧路→東京

2024-07-17 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 7月5日、3日目。天売島から羽幌に戻る高速船を焼尻島で下船。レンタサイクルで島を一周約10㎞。午後の船で羽幌に移動、高速バスまでの2時間余りに「はぼろバラ園」「北海道海鳥センター」を見学。

 焼尻島も一周10km程度だが、滞在時間が短いためレンタサイクルを借りて回った。島全体が斜めになっている感じ、小さなアップダウンは少ない。このため電動アシストなし(節約した)自転車でも押し歩きは短区間で済んだ。おすすめコースは外周一周でなく、イチイほかの原生林を抜け、島の中ほどをほぼ一直線に伸びる道路を通るルート。その西端の鷹の巣園地からは天売島が近い。ダイナミックに下る途中、島の名産であるサーフォーク種羊の牧場があった。港でもジンギスカンを食べられたが、高い…旧家を利用した郷土資料館は、建物自体も魅力的だったが冬はとてつもなく寒そうだった。

 開花真っ最中のはぼろバラ園は素晴らしい香りに包まれていた。隣接する海鳥センターで昨日見た海鳥の復習。バスの時間までサンセットプラザの温泉に浸かろうと思ったが神奈川県ナンバー車中泊仕様の軽バンオーナーさんと話し込み、さらには別の軽バンオーナーさん(なんと砂金掘りが趣味!)とも話し込み、入浴の時間はなくなってしまった。昨日今日と、面白い方々と話が弾み楽しい。

 札幌の宿は、場所の選定を間違えた。地下鉄東豊線沿いの宿にすべきところ、南北線沿いの宿を取ってしまったのだ。おかげで空港まで一本で行ける交通機関がなく、自省のため5km歩いて空港へ。そこからが大変、函館行きにお目当ての機材が入らないことが判明、その機材が充当される朝イチの釧路行きを買って、買っていた航空券を払い戻して…なんてやってたら手続きミスで本来予定していたルートで東京まで帰れなくなり、丘珠から函館経由で帰京の予定が釧路経由での帰京に。釧路で滞在時間を取ったが着いてみると霧で寒く(19℃)、観光には不向きと更に予定を変更してさっさと帰京してしまった。JL2861便(JA12HC:ATR42-600)35分、JL540便(JA318J:737-800)1時間27分。払戻しと新規購入が錯綜し、最終的に幾ら追加で支払うことになったのか、後から知るのが怖い。

 ともあれ北の2島訪問とHACの2機搭乗いずれの目標も達成し、今回も満足の帰宅となった。(おわり)

【7/5(金)】
天売島 0940
(高速船)
★焼尻島 0955/1345
 ※一周12km
(高速船)
羽幌FT 1420着
*** はぼろばら園 ***

*** 北海道海鳥センター ***
羽幌本社 1700発
(高速バスはぼろ号51便)
札幌 2015
 [北海道第一ホテルサッポロ 泊]

【7/6(土)】
OKD 0800
 (JL2861)
KUH 0845/1010
 (JL540)
HND 1155

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2024年7月3~6日 【旅行】天売・焼尻島(2)札幌→羽幌→天売島

2024-07-16 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 7月4日、2日目は母の命日、今日で丸2年か。札幌から高速バスに3時間揺られて羽幌へ。連絡バスでフェリーターミナルへ、そして高速船で天売島へ。ここは海鳥「ウトウ」のコロニアルで有名。日中に海で採餌し夜に島のねぐらに戻ってくる群舞と、夜の生態を観察するために泊まりたかった。

 札幌駅前をバスが発車する頃は結構な雨降り。だが道央道に入って暫らくすると雨雲エリアを出た。砂川SAで休憩、深川・留萌道に入り留萌大和田ICで降り。以降は一般道を羽幌まで走る。小平辺りからの「オロロンライン」はいかにも北海道らしい景色、自分のバイクで走りたくなった。この辺りまで来ると快晴、乗り継ぎも順調で昼過ぎに天売島に着いた。港の食堂で昼食、すぐに閉店となったので滑り込みセーフだった。

 夜のツアーに向け夕食は早めだが。それにしても時間がある。島は一周でき、約10km。レンタルバイクやレンタサイクルがあるが、ここは歩いてみることにした。途中古い建物の前に都下ナンバーのキャンピングカー、長逗留して古民家再生でもしているのかと思い声を掛けたらビンゴ、しばらく話をしていたら小笠原、石垣と各地の話になり、なんと共通の知り合い(ANAの某キャプテン)がいた!世間は狭いものだ。ウミネコの営巣地ではすっかり大きくなった雛鳥が羽をばたつかせ飛び立つ訓練中。島中が野鳥の声で溢れている。後半は人家の無い中をひたすら歩き、海のすぐ向こうに焼尻島は見えたが、利尻富士(利尻島)までは見えなかった。

 迎えの車が来て、ナイトツアーへ。滞在する客の多くが参加するのは夕暮れの赤岩展望台周辺の巣に戻ってくるウトウの観察。これは本当にすごかった。あまり飛ぶのが上手くない鳥で、盛大な羽音を響かせながら足を突き出して飛び込んでくる。戦闘機が着艦するようだ。道路のすぐ脇に姿を現した成鳥をショット、そのあと巣穴から旅立ち、朝までに海へ辿り着く試練に向かい始めた雛鳥も見られた。さらに人数を絞ったツアーが続き、島に数つがいしかいないトラフズクとヤマシギを観察。ガイドは西遊旅行の海外ツアーの添乗員も務める、凄腕らしい人だったのが幸いした。

 着いてから夜までに識別できた鳥:ウトウ、ウミネコ、オオセグロカモメ、ノゴマ、アマツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、キビタキ?、ツグミ?
トラフズク、ヤマシギ、etc.

 [民宿大一 泊]

札幌(北5西1) 0800
(高速バスはぼろ号111便)
羽幌本社 1112/1120
(連絡バス)
羽幌FT 1130/1140
(高速船)
★天売島 1240着
 1800~2030 ナイトツアースペシャル

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【本】坂口孝則著 「買い負ける日本」(幻冬舎新書)

2024-07-16 06:00:00 | 本・映画・展覧会

 買い負ける?一体なにを?半導体、木材、貿易船寄港、LNG、食料、労働力と節ごとに実例を挙げるところから本書は始まる。現実を認識したら次は原因だ、そして対策だ。

 著者のせいではないが、どうにも今後勝ち目が出てくるようには思われない。そうでなくとも評価の高いインバウンド旅行客の訪問先として今後は円安によりその地位が高まることぐらい、それとて「忙しくなれど利益は伸びず」の可能性が高い。どうしてこうなった。海外から高評価を受けている、あらゆる面における高品質を求める国民性がコスト高を招き、世界的な標準製品の受け入れを結果的に拒んでいることは間違いない。だからと言って「ま、こんなモンで良いか」と国民がレベルダウンを受け入れるか。

 労働力に関しては、移民鎖国とも揶揄される頑なな姿勢が今後緩和されたとしてももう手遅れ、出稼ぎ希望者は賃金の高い他国を選ぶ。でも日本の文化を知らない移民がもたらすであろう混乱やトラブルを受けるくらいなら、日本国民は労働力不足を我慢するのではないか、それくらい抵抗感があるような気がしてならない。

 本書を読んで、10年、50年先の日本の明るい未来は全く見えない。繰り返すが、それは全く著者のせいではない。

 2024年7月3日 札幌・真駒内駅バス待合室にて読了

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2024年7月3~6日 【旅行】天売・焼尻島(1)東京→函館→札幌丘珠、滝野すずらん丘陵公園

2024-07-12 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 離島巡りも、東日本は残り数島。その中でも多少アクセスに時間が掛かるのが北海道。野鳥観察のシーズンでもある初夏まで待って訪問することにした。同時に、北海道エアシステム(HAC)の未搭乗機つぶしも狙う。割と頻繁に入るアルバイトの合間を縫った、ちょっと窮屈な日程となった。

 7月3日、1日目。初日と最終日は機材乗りつぶしで時間が読めないため、移動のみ。JL585便(JA623J:767-300)で函館へ1時間4分、札幌丘珠までJL2744便(JA14HC:ATR42)が29分。同社4機のうち2機は利尻空港訪問時に搭乗済み、今回の行きと帰りで残り2機を片付けたいと変更可能な普通運賃で航空券を購入したのに、当初の予約便で「当り」が来てしまった。これなら早割きっぷでも良かったなぁと言うのは結果論。

 早々と札幌に着いてしまいどうしよう?と考え、最近のマイブームに従い観光パンフにあった「国営滝野すずらん丘陵公園」へ行くことにした。空港バスで札幌駅、地下鉄で真駒内駅、昼食して路線バスで公園へ。大学生や観光客でバスは混雑していた。

 公園は2つの滝のある無料エリアと、お花畑や広大な森林の有料エリアがある。とても園内くまなく見るには広すぎ、花畑を観たあと森林内を回遊するルートを2km以上は歩いたのではなかったか。鳥が賑やかだが、森の中で鳴いてるのが多くて姿はあまり見られなかった。最終バスに乗って公園を後にし、同じルートを札幌駅まで引き返しホテル泊。真駒内駅周辺の札幌冬季五輪選手村跡のアパートや、駅前のモニュメントも印象的だった。

 [R&Bホテル札幌北3西2 泊]

HND 0730
(JL585)
HKD 0850/0930
(JL2744)
OKD 1010
(空港バス)
さっぽろ
(地下鉄)
真駒内 1245発
(路線バス)
すずらん公園渓流口 1311着
*** 滝野すずらん丘陵公園 ***
すずらん公園東口 1630発
(路線バス)
真駒内 1700/1708
(地下鉄)
さっぽろ 1726

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2024年7月2日 【食べ物】横浜関内・R&B

2024-07-12 06:00:00 | 食べ物・飲み物

 昨日のラーメン(?)があまりに不本意だったので口直しに、アルバイトの帰りに「ラーメンWalker神奈川2024」掲載店に寄ってみた。今日のアルバイトは長時間で、終了時にはラーメン屋が夜の営業を始める時間帯に入っていたのが大きい。

 店の場所、造りとも明らかに一般的なラーメン屋とは違う。バーの隙間営業って感じだが、夜なんだよなあ…暑い中を動きまわって疲れていたのでさっぱりした系統のお薦めはと尋ねたら、個人的には中華そばですねとの答え、ならばとそれをオーダー。

 運ばれてきた丼には懐かしいナルト、素晴らしい。それにメンマ、チャーシュー、海苔にほうれん草と言うことなし。昔の中華そばはもっとシンプルだったかもしれない。味わいは確かに濃い目醤油でスッキリ、細く縮れた麺によく絡む。コショウを振るのはお約束と赦して欲しい。帰宅前に一息つけて美味しかった。

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2024年7月1日 【旅行】パスポート切替と履歴確認

2024-07-11 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 2014年11月発行のパスポート、期限切れまで6ヶ月を切った。次の渡航先は必要残存月数が6か月のため、このタイミングで切り替えた。オンライン申請ができるのでトライしたが、スマホで自撮りすると画面の光がメガネに反射してしまい、却下される可能性が高い。諦めて、パスポートセンターに足を運んだ。健康長寿を期待し、今回も10年パスポートを申請した。

 これまで使ってきたパスポートは、通算5冊目。いやー本当によく使った。旅行だけでなく出張でも使ったし。この機会に、どれだけ使ったか数えてみた。最近は自動化ゲートでスタンプを捺される事がほとんどなくなったが、出入国印だけは窓口に行って捺して貰っているので値は正確。

出国回数:73
訪問国数:54(捺印された国のみ)
(クウェート、アメリカ、シンガポール、ブラジル、韓国、アルメニア、ジョージア、中国、オマーン、タイ、カタール、バーレーン、キューバ、台湾、ヨルダン、ドイツ、フィジー、イギリス、マルタ、UAE、インドネシア、エクアドル、インド、パラグアイ、パナマ、香港、ロシア、マレーシア、スリランカ、コロンビア、バヌアツ、ミクロネシア連邦、マーシャル諸島、バングラデシュ、ベリーゼ、グアテマラ、フランス、ケイマン諸島、バーレーン、ニカラグア、フィンランド、デンマーク、ジャマイカ、ホンジュラス、コスタリカ、ザンビア、ナミビア、ギニア、レバノン、ウガンダ、ジンバブエ、カンボジア、ベルギー、マカオ。

 Covid-19渦がなければ、増補頁もスタンプで一杯になって「期限前無効」になったかもしれない。現在の「葛飾北斎パスポート」は増補不可となったし、そもそもスタンプを捺されるケースが殆どなくなった。今後はビザ必要国ばかり訪れない限り、パスポートの頁が埋まってゆく楽しみは得られない。時代の流れとは言え、ちょっと残念だ。

 ついでに今度、過去のパスポートも同様に調べてみようかな。写真上はVOIDの孔開けをされたこれまでのもの、下が新しいパスポートのうち「神奈川沖浪裏」のページ。

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【映画】九十歳。何がめでたい

2024-07-11 06:00:00 | 本・映画・展覧会

 原作の佐藤愛子、本作主演の草笛光子、どちらも九十歳の節目の作品。九十歳になり断筆宣言をした作家だが書くことを止めると何もする気がせず鬱々とした日々、そこへ時代遅れ・パワハラ気質で疎まれている編集者がエッセイ執筆の依頼に日参を始めるところから起こるドタバタ。

 とにかく老作家を演じる草笛光子がいい。年寄りの頑固さと、ふと見せる寂しさや辛さ、ハンッと言う何とも言えない声。時代遅れの編集者を演じるのは唐沢寿明、こういう役をするようになったんだな。でも本作の物語のあと、このオアワハラ編集者の生活が公私ともども変わったのかは描かれていないのが気になった。

 母が生きてたら来年九十歳だったな、そんなことも思い出した。

 2024年7月1日 川崎・チネチッタにて

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2024年7月1日 【食べ物】川崎・太陽のトマト麺

2024-07-10 20:00:00 | 食べ物・飲み物

 川崎駅東口・アゼリア地下街にオープンして少し。前から知ってるチェーン店だが、トマト味スープのラーメンと言うのが納得できず、これまで入ったことはなかった。だが喰わず嫌いは良くない、一度入ってから評価しようと思い入店。

 スープは悪くない。何だっけえぇと、そうミネストローネ!あれを連想させる、がっつりトマト味。ちなみに自分、トマトは好物に入る。でもスープのベースって言うのか、しない。トマトの味しかしない。そこに麺。やっぱり合ってるとは思えない。

 予想通りの味で、予想通りの感想だったが我が支出に悔いなし。

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【映画】数分間のエールを【LIVE ZOUND×RGBレーザー】

2024-07-10 06:00:00 | 本・映画・展覧会

 いつも行く映画館で上映される作品は、その予告編を数か月前から観ることができ、それで知って観る気になった作品も多い。しかるに本作は全く予告編を観た記憶がなく、たまたま上映スケジュールを眺めていて初めて知り「これ、どんな映画だっけ?」とチェックして見る気になった作品。こういう出会いは珍しい。

 CGを駆使してMV(Music Video)を製作するのが好きな主人公の少年がある夜に出会った、女性ストリートミュージシャン。おいおいアコギはGUILDかよ、どんだけパワフルなんだ(GUILDのギターはとても重い)。その歌声に魅了されMV製作をしたいと思う主人公の前に現れた新任の先生が、なんとそのミュージシャンだった!だがMV製作は許可されず、それどころか彼女の音楽生活には謎めいた部分があり…。

 全く予備知識なかったが、大いに楽しめる作品だった。ミュージックシーンで歌っているのは声優ではなく、シンガーソングライターの菅原圭。帰宅して調べたところ、ネットメインで活躍しているがアルバムやライブも行っており、実はインディーズ系の実力者?主人公がMVを創ろうとするシーンの様々な設定シーンはどこまで本当なのか(今どきほぼ本当の手順を簡略化しているんだと思う)、クリエイターってすげぇなと感心。そうそう彼女が劇中でライブをするのだけどその時はソロではなくバンドスタイルで、そのバンドのドラムが中々良いなと思ったら何と贔屓であるDEZOLVEのドラマー・山本真央樹だったと言う。

 音楽シーンだけでも、もう一度観たいと思わせるほどの作品だった。

 2024年6月28日 川崎・チネチッタにて

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