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「犯人に告ぐ」(2) 雫井脩介

2018年05月28日 19時56分08秒 | 読書(小説/日本)

「犯人に告ぐ」(2) 雫井脩介

引き続き続編を読んだ。
再び誘拐事件発生。
誘拐というと警察と犯人の攻防になるが、
本書の特色は、被害者家族も警察を欺こうとする点。
いったいどう決着がつくのか?
犯人側の心理は背景も詳細に描かれ、作品に深みを与えている。
初巻同様一気読み。

【おまけ】
「犯人に告ぐ」初巻=2004年
「犯人に告ぐ」2=2015年
初巻から10年以上空いていることが分かる。
(3)はあるのだろうか?
この終わり方は、続きを予感させる。期待したい。

【ネット上の紹介】
警察、犯人、被害者家族―前代未聞の騙し合いが始まる!巧妙に仕組まれた“誘拐ビジネス”。神奈川県警を嘲笑うかのような闇の犯行に、異色の捜査官・巻島史彦警視が再び立ち向かう。累計135万部突破の大ヒット警察小説、待望の第2弾!