「おねだり女房 影十手活殺帖」宮本昌孝
「影十手活殺帖」の続編。
今回も、東慶寺を舞台に男女の愛憎が展開する。
ところで、なぜ東慶寺は特別なのか?
それは天秀尼が関わっているから。
以前(2011.12.22)天秀尼について触れたことがある。
次のように書いた。
天秀尼は、千姫の養女。(つまり於江と秀忠の義理の孫)
秀頼が側室に生ませた子どもだけど、千姫と仲が良かったそうだ。
何不自由ない姫君として育つが、大阪夏の陣で運命が激変する。
本来なら殺されてもおかしくないが、千姫の養女としていたので助かる。
その代わり、出家して鎌倉の縁切り寺として有名な東慶寺に入る。
夫の暴力に苦しむ多くの女性たちを離縁させ、縁切り法を確立させた。
天秀尼に救われた女性は少なくない。
秀頼が側室に生ませた子どもだけど、千姫と仲が良かったそうだ。
何不自由ない姫君として育つが、大阪夏の陣で運命が激変する。
本来なら殺されてもおかしくないが、千姫の養女としていたので助かる。
その代わり、出家して鎌倉の縁切り寺として有名な東慶寺に入る。
夫の暴力に苦しむ多くの女性たちを離縁させ、縁切り法を確立させた。
天秀尼に救われた女性は少なくない。
【ネット上の紹介】
良人との離縁を望み最後の助けを求めて女が駈け込む「縁切寺」として名高い鎌倉の東慶寺。門前にある餅菓子屋の倅で忍びの未裔でもある平左十手の使い手・和三郎が、寺役人の野村市助、公儀御庭番の息女紀乃とともに、夫婦の事情の背後に隠された意外な真実を鮮やかに暴き出す。表題作「おねだり女房」を含め全四編。