「大江戸少女カゲキ団」(2)中島要
シリーズ2作目、前回より面白くなってきた。
「芝居」をテーマにした作品。
それも少女ばかりで芝居をする、って発想がすごい。
当時、女性は役者になれないが、いかに実現させるか、現実味をもたせて描くか、ってのが腕の見せどころ。
札差大野屋時兵衛の娘・お才、「掛け茶屋まめや」の女中・芹、
札差大野屋時兵衛の娘・お才、「掛け茶屋まめや」の女中・芹、
日本橋本船町魚正の跡取り娘・紅、仏具屋行雲堂の娘・お仁、
これに踊りの師匠・東花円がメインキャスターだが、今回、新キャラも登場。
ますます楽しみになってきた。
【ネット上の紹介】
「掛け茶屋まめや」で働く芹は、ひょんなことから、踊りの師匠・東花円の弟子である才、紅、仁の三人とともに、男装して娘芝居をすることになった。自分たちの身分を隠し、満開の桜が咲き誇る飛鳥山で披露した娘芝居は、瓦版が売り出されるほど江戸中の評判となる。気を良くした芹たちは、娘一座「少女カゲキ団」を結成して芝居を続けることにした。そんな折、南伝馬町にある薬種問屋橋本屋の箱入り娘、静が思いも寄らないことを言い出し、少女カゲキ団に暗雲が立ち込める―。話題沸騰のシリーズ第二弾!!