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グッド・ワイフ

2020年10月02日 18時17分25秒 | TV/ドラマ
米ドラマ「グッド・ワイフ」をU-NEXTで観た。
法廷ドラマ、2009年9月22日~2016年5月8日 
 
第1シーズン=23話
第2シーズン=23話
第3シーズン=22話
第4シーズン=22話
第5シーズン=22話
第6シーズン=22話
第7シーズン=22話
1話42分~44分・・・正直、これだけ観るのは疲れた。(何度も挫折しそうになった) 
気づいた点、気になった点を次に書き出しておく。
 
1シーズン#10
 「人を動かす理由は一つ セックス、お金、憎しみ、愛 それほどミステリアスじゃないわ」
 
1シーズン#16
 イーライがベッカを懲らしめるシーンがいい
 
1シーズン#17
 「宗教は薬と同じ 頼りすぎると毒だ」
 
1シーズン#18
 タイトルが「12人の善良な市民」・・・もちろん元ネタはヘンリー・フォンダの「十二人の怒れる男」。陪審員制度を語るときに欠かせない作品。
日本でも「12人の浮かれる男」、「12人の優しい日本人」がある。
影響が大きい、と言うことだ。
 
1シーズン#20
 タイトルが「ヘンゼルとグレーテル」
このタイトルは、模擬裁判で「ヘンゼルとグレーテル」が取り上げられることによる。ちなみに、ヘンゼル=ザック、グレーテル=グレース、という意味もあると思う。
この回から、エルズベス・タシオニ が登場する。
 
3シーズン#5
 原文台詞「クラリス・スターリンね」「羊たちの沈黙ね」と訳している。
つまり、「羊たちの沈黙」のヒロインは、Clarice Starling だけど、日本では、それだけでピンとこない、と思われたんでしょうね。逆に、アメリカでは、Clarice Starling と言うだけで、皆さん理解できる、と言うことだ。
ところで、本作品の(全般にわたって)興味深いところは、妊婦や障害者が本来PC(political correctness)として扱われるべきなのに、逆手に取っている点。
 
3シーズン#7
 アリシアがエルズベス・タシオニ に「弟子になりたい」と言っている。
 
3シーズン#8
 イーライの娘マリッサが登場する。
 
4シーズン#3
 seeing him 会っている、と訳している
これについては、後述する。
 
4シーズン#12
 「ランボーは君か!」とウィルに言われるエルズベス・タシオニ。
この回でも、仏語を駆使しながら、相手側を混乱、仲間割れ状態にして、勝利に導く。
 
4シーズン#19
 アリシアとピーターのダンスシーンに流れるのが、G線上のアリア。ピアノ・ソロ、ってのが珍しい・・・ストリングスが一般的だから。 ピアノ・ソロで聞く「G線上のアリア」も良いね!と思った。
 
5シーズン#14
 街中で呼び込みをしているクマの着ぐるみ。
ツーショット写真とハグしようとするエルズベス・タシオニが「1回だけハグしてもいい?」とクマに聞く。
すると、「クソユダヤ人め」と言われる。
 
5シーズン#15
 I'm seeing Kalinda.「カリンダと付き合ってる」と訳されている。
4シーズン#3では、seeing him を、「会っている」、と訳していたが、やはりこれも同様に、付き合ってる、と訳した方が良いように思う。
『逢ひ見ての のちの心に くらぶれば 昔はものを 思はざりけり』拾遺集、百人一首
昔の女性は、直で男性と向かい合う、って事をしなかった。
つまり、男性と逢う(会う)のは、(セックスを含んで)付き合ってる、って事だ。see は日本の古語「逢う(会う)」と一致する。
 
6シーズン#14
 Alicia=高貴な姿、真実、って意味らしい。
 アーデルハイト=アリス=アリーチェ=アデレード=アデル
アリシアが筆記体で文字を書いている、それも左手で。
現在、アメリカで就職する際のスキルセットに「筆記体で文字が書ける」項目はない。この辺りで、世代差が出るかもね。
 
6シーズン#16
ダイアンが鹿狩りに行くシーン・・・Home On The Range(峠の我が家)が流れる。それもギター1本での歌声。これが心に染みる。誰が歌ってるんだろう?
どんな曲か忘れた方は、YouTubeで検索してみて。
 
7シーズン#10
イーライに向かってアリシアがGet out と言う。これは凄みがあった。
 
7シーズン#11
傷心のアリシアの読んでる本が「ジェーン・エア」・・・う~ん、分かるような分からないような。
「人生には崖がある どんな道を進んでも崖には必ずぶつかる」
 
7シーズン#20
アリシアがピーターに向かって
(ザックに)失敗させてあげて」、と。(これが母心か?)
 
【備考】
アソシエイト(パートナーの部下)
パラリーガル(事務処理など、資格不要)
 
【ヒエラルキー】
ジュニア・アソシエイト
 ↓
シニア・アソシエイト
 ↓
ジュニア・パートナー
 ↓
シニア・パートナー
 
つまり、中国宮廷ドラマで言うと、パラリーガルは侍女。
アソシエイトは、官女子 や貴人。パートナーは、貴妃や皇貴妃、ボス弁が皇后、クライアントが皇帝か? 現代の米ドラマでも、中国宮廷ドラマでも、どこの世界でもヒエラルキーは存在する。時代も場所も関係ない、と。
 
【おまけ】
リアリズムを追求したドラマだけど、唯一ファンタジーが存在する。
それが、エルズベス・タシオニ。
どんな困難な状況でも、勝利に導く弁護士だ。(彼女が登場するだけで嬉しくなる)
次に、エルズベス・タシオニが登場する回を示しておく。
1シーズン=20, 22
2シーズン=登場なし
3シーズン=7, 12, 13, 14
4シーズン=12, 14, 15
5シーズン=4, 14
6シーズン=5, 6
7シーズン=15
 
【独白】
このエンディングは予想できなかった。