「十の輪をくぐる」辻堂ゆめ
泰介は、妻と自宅で母を介護している。
母は認知症で、その日の体調により、良かったり悪かったり。
ある日、「私は、東洋の魔女」、と意味不明の言葉をつぶやく。
過去と現在が交錯しながら、物語が進行する。
個人的には、「1958年9月」の章が一番好き。
母・万津子が集団就職で、寮生活を送りながら、紡績会社で働く日々が描かれる。
ほとんど、NHK「ひよっこ」の世界だ。
やがて、九州に戻って結婚するも「事件」が起こって、東京へ出てくる。
いったい、何があったのか?
読了後、気になるのは、あやちゃん・つねちゃんの「その後」。
スピンオフがあってもいいかも。
【ネット上の紹介】
スミダスポーツで働く泰介は、認知症を患う80歳の母・万津子を自宅で介護しながら、妻と、バレーボール部でエースとして活躍する高校2年生の娘とともに暮らしている。あるとき、万津子がテレビのオリンピック特集を見て「私は…東洋の魔女」「泰介には、秘密」と呟いた。泰介は、九州から東京へ出てきた母の過去を何も知らないことに気づく―。
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