「沼で溺れてみたけれど」ひらりさ
お金に絡んで、「沼で溺れた体験」聞き取り調査。
P100
「私の世代だと就職氷河期のせいでずっと非正規だという声はよく聞きますし、まあそれは事実だろうとも思います。ただ、時代のせいにしてフリーズしちゃったら時代の犠牲者になって統計の数字になって終わるしかない。自分の畑にどんどん生えてくる雑草をそのままにするのと、それでも刈ろうと頑張るのとでは、自分の人生という畑の主導権が変わるような気がします。それでも水害で一切収穫なし、もあるのが人生ですが」(人生ままならない、ということだ)
ロンドンにて
P122
「マスクをしていて殴られた中国人の話を聞き、持っているのに怖くてマスクができない状態でした・・・・・・。基本的にはロンドンの人たちは、外から来る人間におおらかで、グローバルな街であろうという自負がある人ばかりなのですが、ロックダウン前は、若い子ほど怒りや不安に身をまかせてしまうような雰囲気がありました。(後略)」
【感想・コメント】
夫婦を含め、男女のトラブルは多い。
人間関係の距離が近いからだ。
距離が近い関係ほど、こじれやすい。
仲がいいからこそ、言ってはいけない「ひと言」、ってある。
野原広子さんじゃないけど、「好きだったものが嫌いになったとき それはもう好きにならないような気がする」・・・となると取り返しがつかない。
でも、風雪に耐えた夫婦は、仲直りの方法を知っているはず。
【参考データ】
.生まれ変わったとしたら、今のパートナーを選びますか?
生まれ変わっても今のパートナーを選びますか?既婚者1,000人の本音 (cancam.jp)
【ネット上の紹介】
「普通の幸せ」のそとになにがあるの?女たちの“お金”と“欲望”をのぞくエッセイ集。
第1章 愛を求める女たち(仙台で無一文、ジャニオタの友人に3万円を送る
不倫相手と暮らすため、彼女が買った5700万円のタワマン
キスに4000円、ママ活男に料金表を渡された女
ソウルで知り会った58歳主婦と、推しを語り合う
2時間2万円、彼女を救った女性用風俗の世界)
第2章 社会でもがく女たち(慰謝料80万円、新卒一人きりのパワハラ訴訟
都民税が払えなくても、彼女は天職探しを諦めない
給料未払いで破産、有名エステの元スタッフに施術される
憧れのロンドン留学を諦め、彼女は緊急帰国した
手取180万円、それでも推しに救われていた)
第3章 しがらみを手放す女たち(代償500万円で、彼女は結婚も不倫も手放した
スピリチュアルに1000万円投じた女に話を聞く
沼津で消耗していたくない、だから彼女はマンションを買った
激安シェアハウスで夫ガチ恋の主婦は安心を得る
投資オタクに惚れた結果、私が150万円を失うまで)