北アルプス・剱岳に登ってきた。
久しぶりの立山・剱岳。(約20年ぶり?)
前回は、秋だったと思う・・・その時も剱沢にテントを張った。
たしか、土曜・日曜の2日間での山行だった。
今回は体力の衰えもあるので、3日間かけることにした。
その代わり、食糧3日分なので、総重量は増えているかも?
さて、どうなることか。
●8月4日(木曜)晴れ時々曇り
パッキングは、昨日すませている。
昨年の夏山は白馬だった。
テントで行ったが、コンロ・コッヘルは持っていかなかった。
何かもの足りないものを感じた。
そこで、今回は全て自給自足にした。
3日分の食糧が重い。
23:27『きたぐに』で大阪出発。
●8月5日(金曜)晴れのち曇りのち雨
富山到着4:28、まだ薄暗い。
JR富山駅から富山地方鉄道まで約5分の距離。
でも、まだ駅が開いていない・・・改札が始まるのが5時半頃。
ここからアルペンルートで、立山-美女平-室堂(2450m)到着8:00頃。
写真を撮ったり、朝食をとったり、トイレに行ったり・・・いろいろ準備をして8:30いよいよ登り始める。
一の越-雄山・・・やっと到着、しんどかった。
雄山山頂には神社がある。
500円参拝料で、神主さんがお祓いをして御神酒を飲ませてくれる。
(こんな3000m級の山があるだろうか?巫女さんもいるし!・・・通勤大変かも)
お祓いをしてもらって、安全祈願、大汝山-真砂岳-別山-別山乗越(剱御前小舎)と縦走。
ちなみに立山3山とは、山頂に祠を持つ浄土山、雄山、別山のこと。(立山という山はない)
さて、あとは本日の幕営地・剱沢へ下るだけ。
剱沢到着2:30pm。
↑室堂散策コースからの眺め
↑登山者を誘導する雄山山頂の神主さん
●8月6日(土曜)雨時々曇り
キャンプ場の朝は早い、4時頃からざわめきはじめる。
夜中2時頃激しく雨が降ったので、「今日は『沈』かなぁ」、と思っていたけど、なんとか雨もあがって、登れそうな雰囲気。
昨日の残りの雑炊とフルーツかんてんを食べて出発5:50am。
テントを張ったまま剱往復なので、荷物が軽くて、気分も軽くなる。
喜んでいたのもつかの間、雨が降り出す。(後は降ったりやんだり)
しかたない・・・ゴアのパーカーを着て、そのまま登る。岩場が多いので、滑らないように注意。
鎖のある岩場になると、渋滞で待ち時間が長い。
カニのタテバイの最後少し鎖を使用。(混雑してたのでこだわらず)
それにしても、『カニのタテバイ』、って・・・ヘン?(カニはタテに歩かないから)
渋滞でゆっくりだけど、確実に進んで、山頂到着。
天気イマイチなので、昼食を食べてすぐ下山。
剱沢に戻ったのは12:00頃、約6時間かかった。
キャンプ場を少し行くと、雪渓が出てくる
↑落ちたら大変!でも難しくないから大丈夫・・・但し、浮き石、落石には注意
●8月7日(日曜)曇り時々晴れ
5:00起床してテント撤収。テントびっしょりだけど、さっぱり乾かず・・・太陽が照らないから。
ご飯を食べて、7:00キャンプ場出発、今日は帰るだけ。下山とは言え、別山乗越まで登って、雷鳥平キャンプ場を経て、地獄谷、みくりが池、室堂バスターミナル・・・けっこう盛りだくさん。
さて、今日のメインはみくりが池、である。
なぜなら、温泉が有るから!
600円支払って温泉につかる・・・極楽、極楽。
温泉の後はソフトクリーム350円。(風呂上がりのソフトは格別じゃ!)
富山からはサンダーバード30号で帰阪。(自宅到着6:00pm)
室堂散策コース、地獄谷の煙、火山活動中
【総括】
1年に1回のペースのアルプスだけど、やっぱり楽しい。
他の山とどう違う、と言われても答えられないけど、やっぱり素晴らしい。
今回の剱岳は、一般ルートでは最も難しいコースと言われ、岩場、鎖場の連続。
その分、クライマーには楽しめるかもしれない。(もの足りない?)
みくりが池、この横に温泉が有る