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「刀圭」中島要

2023年02月01日 06時30分51秒 | 読書(歴史/時代)


「刀圭」中島要

今では、中堅ベテランの領域に入ってきたが、
本作品が、初の長編にして、単行本デビュー作だそう。
読み残していたので、読んでみた。

P25
薬を盛るために使う匙は別名「刀圭」と呼ばれ、医師のことを「刀圭家」とも言った。
古代中国の貨幣「斎刀銭」の下端にある丸い孔を「圭」と言い、その孔の大きさが薬を量る基準になったことから生まれた言葉と聞いている。

【ネット上の紹介】
井坂圭吾は長崎帰りの若き町医者。亡き父の教えに従い、貧しい町人たちを安く、時に無償で治療していた。ところが、懇意にしていた薬種問屋の若旦那・生三郎と言い合いになり、援助を打ち切られてしまう。圭吾の診療を手伝っていたタキは、新たな援助先を頼るが、そこには思いも寄らぬ因縁があった…。期待の新鋭が精魂こめて描き上げた、傑作時代長編。

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