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「風呂ソムリエ」青木祐子

2017年06月21日 20時16分24秒 | 読書(小説/日本)


「風呂ソムリエ」青木祐子

先日読んだ「狂う人」が重い作品だったので、軽い作品を読みたくなった。
OL風呂小説「風呂ソムリエ」である。
以前、この著者の「これは経費で落ちません!」を読んだことがある。
本作品は、同じ職場が舞台。
登場人物もかぶるので、楽しめた。
息抜きも必要だ。

P91
「私は無香料じゃなきゃ困るわ」
「美月さんは鼻がいいですからね」
 芹沢は笑った。
「無香料が好きな人は、他人に無関心な人のような気がします。自分が何かと混じり合うのを嫌う人ですね。臆病者か自信家、あるいはその両方です。(後略)」




【ネット上の紹介】
天天コーポレーション研究所の受付嬢、砂川ゆいみは風呂が大好き。銭湯で失恋の痛手を癒しているときに、入浴剤開発員の鏡美月と知り合ったことから、モニターに抜擢される。美月は営業部の円城格馬とともに、バスタオルと水着に身を包み、今日も理想の風呂を目指して研究に励む。ゆいみ、美月、格馬ははたして理想のお湯を作れるのか!?本邦初!?OL風呂小説!

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