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「ジャパネスク」シリーズ再読

2024年05月11日 08時11分10秒 | 読書(小説/日本)

「なんて素敵にジャパネスク」シリーズ再読。
全10巻。

久しぶりの読み返し。
本作品以前、平安朝を舞台に現代風にアレンジ、エンターテインメントにした作品はなかった。先駆的作品と言える。

⑥P80
今上のプライベートな御用を、リアルタイムで、フレキシブルにこなすのが蔵人頭の役目なのである。
四位相当の殿上人で、身分は公卿よりは下なんだけど、帝のそば近くにお仕えして、あらゆる雑事を取り次ぐお役目。(中略)
近衛少将→中将→蔵人頭を兼任→参議→中納言というふうに進むのが、オーソドックスなエリートコースなのだ。

⑦P45
「人間の価値は、花鳥風月の歌を詠めることばかりではありませんわ。いざというとき、なにをするか。それが、人間の本質ですのよ」


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