【ぼちぼちクライミング&読書】

-クライミング&読書覚書rapunzel別館-

国立民族学博物館

2011年04月11日 22時43分23秒 | お出かけ


国立民族学博物館に行ってきた。
巨大ラビリンスに迷い込んだ気分。
世界は広く、流れている。
同じなようで違っている、違っているようで同じ。
面白くて楽しい、興味あれば訪問してみて。
(万博公園の中にあり、入館料420円)

なお、特別展示「ウメサオタダオ展」開催中。
「ウメサオ タダオ展」2011年3月10日~6月14日

【参考リンク】
http://www.minpaku.ac.jp/
0:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日
毎週水曜日(※ただし、水曜日が祝日の場合は翌日が休館日)
年末年始(12月28日~1月4日)

本館展示場観覧料
区 分 個 人団体(20名以上)
一般 420円 350円(/1人)
高校・大学生 250円 200円(/1人)
小・中学生 110円 90円(/1人)

グリッドロック スクリューゲート

2011年04月10日 07時54分06秒 | クライミングギア&登山装備


ビレイディバイスとして、DMMのビレイマスター+ATC(BD)を使用している。
これがベスト、と思って使っている。
今まで、特に問題もなかった。
それにもかかわらず、グリッドロック スクリューゲート(BD)を購入した。
(ナカガイジムにて購入・・・会員価格¥1800円)
なぜ、購入したかというと、どの程度便利か、試してみたかったから。
(単に新しいもの好き、という)

さて、使ってみてなかなか、よかった。
ハーネスのビレイループに通すときに、ちょっと引っ掛かって入れにくい時もあるけど、
それ以外は問題もなく、使い勝手も良好。
DMMのビレイマスターも、フタをする時にうまく閉まらず、手間取るときがあるから同じ。
(ただし、最新のビレイマスターは溝が付いていて、欠点解消しているようだ)
どちらを買うかは、好みの問題だけど、値段は倍以上違う。
(BDが安すぎるのか、DMMが高すぎるのか?)
ちなみに、重量は・・・
DMM・ビレイマスター:92g
BD・グリッドロック スクリューゲート:76g


「償い」矢口敦子

2011年04月09日 08時12分45秒 | 読書(小説/日本)


「償い」矢口敦子

評判の高い作品。
なかなかレベルが高い、と感じた。
構成、伏線、共に見事である。
ネットを見ていると、多くの方が共感し、絶賛している。
なるほど、そうであろう、と思える内容。
文章を一部紹介する。(「P250-251)

「冤罪、なんでしょうか。夫はなんの罪も犯していないんでしょうか。罪を犯したけれど、罰する必要はないというんでしょうか。人の肉体を殺したら罰せられるけれど、人の心を殺しても罰せられないんだとしたら、あまりにも不公平です」(中略)
「それは、肉体におよんだ暴力は第三者にも見えるけれど、心におよんだ暴力は第三者には透視できませからね。罰を与えるといっても、裁くための基準にすべきものがない。それに、心に受けた傷はいつか癒えるけれど、肉体を滅ぼされたら二度と蘇らないことを忘れてはいけません」
「心に受けた傷がいつか癒えるなんて、どうして断言できるんです。心だって、致命傷を受ければ、死にます。死んでしまったら、決して蘇りません」(以下略)


いかがでしょうか?
ただ、私は登場人物に感情移入して読むタイプなので、
主人公の医師にも、少年にも感情移入できず、「ずれ」を感じながら読んだ。(どちらもストイックすぎるからだろうか?)
だから、他の方のように、手放しで絶賛はしない。
オビの文句「ごめんなさい!今までこんな面白いミステリを紹介していなくて」・・・これは褒めすぎ、と思う。

PS
なんとなく「モンスター」(浦沢直樹)を思い出しながら読んだ。


【ネット上の紹介】
36歳の医師・日高は子供の病死と妻の自殺で絶望し、ホームレスになった。流れ着いた郊外の街で、社会的弱者を狙った連続殺人事件が起き、日高はある刑事の依頼で「探偵」となる。やがて彼は、かつて自分が命を救った15歳の少年が犯人ではないかと疑い始めるが…。絶望を抱えて生きる二人の魂が救われることはあるのか?感動の長篇ミステリ。


現代の「パエトーン」

2011年04月08日 20時02分07秒 | 読書(マンガ/アニメ)


パエトンの墜落、ヨハン・リス(17世紀初め)

パエトーンは、友人達から「ヘーリオスの子ではない」と言われたため、自分が太陽神の息子であることを証明しようと、父に願って太陽の戦車を操縦した。しかし、御すのが難しい太陽の戦車はたちまち軌道をはずれ、大地を焼いたためゼウスによって雷を打たれ、最期を迎えた。この時あまりにも地上に近づきすぎたので、火災を逃れた地域の民族は肌の色が黒くなったと言われている。また、砂漠が数多く作られたため、ナイル川も砂漠の中を流れるようになった、とされる。(ウィキペディアより)

さて、様々な寓意を含んだ物語である。
(あなたは、どのように解釈しますか?)
・・・山岸凉子版「パエトーン」(角川書店)を読み返した。
私の所持している本の裏を見ると、昭和63年6月17日発行、とある。(=1988年)
・・・現代のパエトーンについて語られている。

PS1
「原子力安全・保安院」「原子力安全基盤機構」「原子力安全委員会」・・・
いずれも、くどいくらいに『安全』と言う言葉が使われている。(関係者の「安全であって欲しい」、という願い(祈り)を感じる・・・逆に言えば、それほど「危険」なのか?、と)・・・現在進行形の神話である。

PS2
蒸気の力で、羽根(タービン)を回すのは、火力発電と同じ。ただし、油を使わずに原子力を使っている。核分裂=ウランを壊した時に出る熱で、蒸気を作っている。(熱効率、非常に悪い、廃棄物処理問題もある・・・これで、クリーン&安価なのだろうか?)

PS3
小中学生向けに作製した原子力発電所に関する副読本がある。
副読本には、次のように
記載されている。
「もし地震が起きたとしても、放射性物質がもれないよう、がんじょうに作り、守られています」
「大きな津波がおそってきたとしても、発電所の機能がそこなわれないよう設計しています」


岡山県のツキノワグマ

2011年04月06日 22時30分03秒 | クライミング(一般)

宮崎学さんのブログを見ていて、驚いた。
岡山県でも熊が増えている、という。
備中の岩場は、町の近くにあるエリアが多いけど、奥深いエリアもある。
ちょっと、注意した方がいいかもしれない。
以下、「野外毒本」(羽根田治)より。(P54-58)

こちらが大人数のときは、なるべく1ヶ所に固まって、手や足を広げて大きく見せるような姿勢をとるといい。ヒグマが人の存在に気づけば、たいていはヒグマのほうから逃げていく。(中略)
たとえヒグマが突進してきても、威嚇行動であることが多いので、決して大声を出したり走って逃げ出したりしないこと。(中略)
やはり、静かに声を掛け続けながら、ゆっくりとその場を離れることだ。


以上、いかがでしょうか?
でも、実際クマに遭遇したら、平常心で冷静に対処なんて出来ないでしょうね。
ちなみに、「死んだふり」はよくない。興味を引いて、引きずり回されたりするらしい。

【参考リンク】(宮崎学さんのブログ)
岡山県のツキノワグマ事情

クマに見えるでしょうか?(似てなくてスマン)


ニワトリが先か、卵が先か?

2011年04月04日 21時10分22秒 | クライミング(一般)

クライマーは2種類ある。
筋肉タイプとスジスジタイプ、である。
前者の代表がユージなら、後者の代表はアンマ君か。
どちらを目指すか?、と言われても、もって生まれた体質だからどうしようもない、と思う。

さて、
周りを見ると、どうだろう?
世間より痩せている方が多い、と感じる。
痩せているからクライミングをするのか、
クライミングをするから痩せるのか?
ニワトリが先か、卵が先か?

PS
先日、職場で健康診断があった。身長166.2㎝、体重56.2kg、腹囲65㎝。
(故に、ハーネス=XS、クライマーとしては、まぁ「普通」?)
私はスジスジでもなく、筋肉もりもりでもない。
どっちつかずなクライマー。
(なんとなく、私の生き方に似ている)

【国別肥満の度合い】
アメリカ  31%
イギリス  23%
カナダ   14%
フランス    9%
イタリア   9%
日本    3%
【参考リンク】
「日本人だけが知らない日本人のうわさ」(石井光太


「小さいおうち」中島京子

2011年04月03日 19時33分36秒 | 読書(小説/日本)


「小さいおうち」中島京子

昭和初期から終戦にかけての物語。
昭和5年春、尋常小学校を卒業して、山形から東京へ出てくるところから始まる。
女中として東京にやって来た少女・タキ。
奉公先は山の手、普通のサラリーマン家庭。
東京の言葉を覚え、料理、洗濯、子守の日々。
昭和の日常生活が語られる。

最終章で、様々な伏線が一気に収斂していく。
その時、タキの想いが浮上してくる。
「そうだったのか」、と。
直木賞受賞作品、見事な出来ばえ。

PS
「小さいおうち」というと、バージニア・リー・バートンを思い出す。(手元本棚に所持している)
上記作品を読んだ後、バージニア・リー・バートンの「ちいさいおうち」も読み返した。
同タイトル絵本は「家」そのものを描いているけど、中島京子作品は「小さい家」に住んでいる人間を描いている。でも、周りの自然、世相、環境を描いている点は同じ。


【ネット上の紹介】
昭和6年、若く美しい時子奥様との出会いが長年の奉公のなかでも特に忘れがたい日々の始まりだった。女中という職業に誇りをもち、思い出をノートに綴る老女、タキ。モダンな風物や戦争に向かう世相をよそに続く穏やかな家庭生活、そこに秘められた奥様の切ない恋。そして物語は意外な形で現代へと継がれ……。最終章で浮かび上がるタキの秘密の想いに胸を熱くせずにおれない上質の恋愛小説です。


「悪魔のような花婿 薔薇の横恋慕」松田志乃ぶ

2011年04月03日 18時22分39秒 | 読書(小説/日本)


「悪魔のような花婿 薔薇の横恋慕」松田志乃ぶ

シリーズ3作目。
回を追うごとに面白くなってきた。
最初は、平安朝のシリーズが面白いから、「ついでに読んでみるか」って軽いノリで始めた。
役者がそろってきて、どんどん面白さのレベルが上がってきた。
シリーズ2本平行して執筆大変とは思うが、
今のところ筆力衰えるどころか、質量共に見事である。
まるっきり異なる世界を舞台に、よく描き分けられるなぁ、とひたすら感心している。
(どちらも文化的背景が詳細に描かれている)
別シリーズが、舞台後宮になって本格始動したように、
このシリーズも、次回から花の王都ヨークバラ宮廷が舞台となり本流突入か?
ますます、面白くなること間違いなし!

PS1
脇役たちがゴージャスすぎて、ヒロイン・ジュリエットの魅力がかすんでしまうのが残念。
もっと活躍させてあげて欲しい。
これが著者への願いである。

PS2
この作品を読むにあたって、前作2作を読み返してた。
だいぶ細かい点を忘れていたと気づいた。
シリーズを、より楽しむためには、こういう気合の入った作業は必要である。

【ネット上の紹介】
クセ者がそろった悪魔城で、何かが起きる! 四海家当主が集結する悪魔城で起きた、様々な事件…。6人の客人のうちの誰かが紋章印を狙う刺客だと知ってしまったジュリエット。おまけに、彼らに関する悪い噂が…!? 衝撃の真相が明らかに!!


ルカラ・マンスリー課題、2011年4月

2011年04月02日 21時50分29秒 | ジム練習

ルカラに行ってきた。
ウォームアップは白テープ20本。
その後、4月度マンスリー課題に入る。
まず、白テープ5本・・・・サーキット白テープに相当する。
次に、赤テープ5本・・・・5本中4本OS、1本2撃。
そして、黄色テープに入る。
前月は、激辛であった。
今月はどうだろう?おそるおそるトライ開始。
結果から言うと、5本中4本登って、1本宿題として残った。
詳細は次のとおり。

①正面前傾壁課題・・・これが1番登り易いOS
②ルーフ課題・・・ムーブさえ分かれば、これが次に登り易い。
③正面左前傾課題・・・ムーブ+パワー必要。何回もトライして、やっとRP。(苦労した)
④垂壁課題・・・テクニカル・バランス移動+スローパー+細かいホールド。最初、絶対ムリ、と思っていたけど、ムーブ教えてもらってRP。
⑤右壁薄かぶり課題・・・数えきれないくらいトライした・・・でも登れない。落ちる箇所は全て同じ。紫スローパーからオレンジ・タテホールドを取る箇所。左手ロックして、スタティックにムーブを起こせない。肩の押さえ込む力がないから。(弱点を露呈してしまった)このような課題をさりげなく登れるクライマーになりたい。