MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『映画 中二病でも恋がしたい! -Take On Me-』

2018-01-11 19:05:50 | goo映画レビュー

原題:『映画 中二病でも恋がしたい! -Take On Me-』
監督:石原立也
脚本:花田十輝
撮影:浦彰宏
出演:福山潤/内田真礼/赤崎千夏/浅倉杏美/上坂すみれ/長妻樹里/保志総一朗/仙台エリ
2018年/日本

「眼帯」を愛する人びとについて

 主人公の富樫勇太と小鳥遊六花は高校2年生で共同生活をしている。いまだに中二病を患っている六花の成績は悪く何とか3年生に進学させてもらうために勇太の指導で救われた矢先に六花の姉の小鳥遊十花が現われ、仕事の都合で家族そろってイタリアに移住すると言われる。六花は大学に進学すると言って日本に残ることを望むのだが、成績の悪さがバレる前に勇太と共に逃避行を計るのである。
 滋賀から三ノ宮、東京までたどり着いた2人は六花の母親がいる北海道の札幌まで渡りさらに青森へと向かうのであるが、十花に同性愛疑惑の弱みを握られた丹生谷森夏と凸守早苗に追われることになる。
 ラストの竜飛崎での再会で勇太と六花は愛を確かめ合うことになり、十花のイタリアでの結婚式に出席した後に、同じアパートの別部屋で生活することになるのだが、六花は結局最後まで眼帯を取ることは無い。しかし驚くべきは本編よりも本編が始まる前に「フォトセッション」と称するスマホでの撮影会があることと、観客のほとんどが男性だったことである。


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