青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

ひとりB-1グランプリ

2010年09月20日 21時41分20秒 | 日常

(画像:秩父名物みそポテト)

昨日一昨日とウチの近所の厚木で「B-1グランプリ」なるものが開催されまして、まあニュースなんかで報道もされてましたが二日間で40万人近くの来場者があったんだとか。会社のお客さんでもちょっと噛んでる人がいたんで、近所だし面白そうだしちょっと行ってみようかななんて思ってたが行かなくて良かったよ。厚木ごときで40万人とは正気の沙汰じゃない(笑)。一年で一番人が集まるのが夏の鮎祭り&花火大会程度の街なのになあ。だいたい厚木市の人口40万人もいないと思うし…ダービーの日の府中みたいなもんか。小田急線も臨時のロマンスカー出したりたいそうな騒ぎだったようだ。連休と言う事もあってメディアでも大きく取り上げられてましたが、地域振興とか街興しの一環としての「経済」的な側面が大きくなって来た事もあって新たにこの大会向けにご当地グルメを作り出そうと言う思惑も見え隠れして爛熟模様ですな。本来であれば「その地域でのみ古くから親しまれている庶民的な食べ物」で争うものであると思うのだが、あんまりこの大会も派手になって来るとどこぞの「漢字検定」みたいな騒ぎになったりしないかと。優勝したのは山梨県の「甲府鶏モツ煮」だそうだが、山梨県しょっちゅう行ってる私でも知りませんでしたよそんな食いもの(笑)。

「B級グルメ」と言えば、ホルモン系とか焼きそば系と言うのが頭に浮かぶんだけど、良く見るとほとんどがどっかの公営ギャンブルにありそうな食いものである事に気が付く(笑)。ここでいっちょ三競オート限定でB-1グランプリでもやってみたらどうか。
私的にベスト5を選ぶならば、
1.多摩川競艇の牛炊(ニンニク+一味たっぷし。牛ダシ汁とトロトロのバラ肉がウマイ)
2.川崎競馬の旧館2Fの煮込みライス(超コッテリギトギトウマウマ)
3.住之江競艇1Fのホルモン焼き(ホットプレートで焼いてるヤツね)
4.笠松かドンコの串カツ(ドテ煮の味噌ソースにくぐらすのがウマイ。キャベツも付いて一本100円)
5.福山競馬の焼きそば(太麺ガッツリの食い応え、オタフクソースのような独特のあまあまソース味)
番外編では宇都宮競馬の100円焼きそば(メイン前以降)とかねえ。浦和競馬の天乗せオニギリ醤油掛けに付け合わせのオバチャン手作り浅漬けもいい。佐賀競馬の割りバシ焼きさつま揚げとか上山競馬の玉こんにゃく&冷やし天ぷらうどんとかねえ。笠松&ドンコの味噌ベース串カツに対して同じ中京圏の蒲郡競艇の串カツはサラリとウスターソースベースなのだがこれもいい。平和島「あじさい」の煮込みライスも捨てがたいし、船橋競馬の東西商会のあっさり風味のお汁で頂く焼きノリ入り雑煮とか…川崎競輪のトロ巻き寿司もクセになるよねえ。ナイターとは言え熱帯夜の空気に温まりまくったドロドロのトロ巻き、衛生的に問題がありそうなのだがあの溶け加減が絶妙にウマイと思う(笑)。腹壊すかどうかは運と体調次第。ああ何か書いててキリがなくなって来ましたが、要するに公営ギャンブルを支えた団塊クソオヤジどもの味覚にようやく時代が追い付いてきたと言う事なのでしょう(←違)。

あ、本日はヨメさんにお暇を頂きましてぷらっと遊んで来ました。秩父鉄道まで行ってパレオエクスプレスを撮影して来たんだけど、写真は今日食ったB級グルメ「秩父のみそポテト」@道の駅ちちぶ。ゆでジャガイモに天ぷら粉でコロモをまぶして揚げたものに、甘辛い田楽味噌みたいなのがかかっている。北関東に行くと栃木県佐野市の「いもフライ」に代表されるようにやたらこの「ジャガイモ+コロモ」系のものが多くて、足利競馬なんかではこれをドップリソースに浸したのが主食でしたねえ。とにかく安くてでかくて腹が膨れるんでね。寒風吹きすさぶ曇天の足利競馬場、ナポレオンソロとかショウワルーキーなんて馬の名前を思い出したりするのでありますが。

秩父の「みそポテト」もコメが高級品だった時代に価なイモにコロモでかさ増ししてとにかくボリュームを出そうと言う魂胆で作られた貧乏くさい食いものだが、この炭水化物+炭水化物のハーモニー、胸焼け感を上塗りするような甘くてくどい味噌だれがマッチして美味いんですね。
コメント
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