(洗浄線のキハ310@水海道車両基地)
休憩所代わりにキハ2000と4連を組んでいたキハ310。こうして公開の際に見る事はあるのだけれど、営業に従事している姿を撮った事がありません。おそらく平日の朝ラッシュ時中心の助っ人運用だと思われるので、なかなかお目にかかる機会はなさそう。去年に訪問した際よりも新型気動車の数が増えているような感じもしますので、0系・310系のようないわゆる大栄車輌や新潟鐵工所への自社発注車はそう長い事ないのではないかと。元気でいるうちに朝ラッシュで複線非電化の4連運行でガンガンに走って来る姿などを激写したいものです。
去年引退したキハ101・102の代わりに導入されたキハ5010系。北部の閑散区間の単行用。ベースは5000系ですけど、運賃箱設置のワンマン仕様と大きく違うのはカラーリング。鬼怒&小貝の流れを表わすブルーと広大な常総の田園の穂波がイメージされているのだとか。現在の関鉄の気動車は京成系列のコーポレートカラーである青と赤のKaNaCカラーを基調としたものなので、ずいぶんと印象が変わります。
TXと関鉄と、2会場を駆け足で回ればお腹も空きます。肉っ気がないのはご愛敬、大盛りの太麺にシャキシャキしたモヤシが美味しい常総線焼きそばを子供と分け分け。元関鉄グループのよしみなのか、この日は廃線になった鹿島鉄道の鉾田駅にあったたい焼き屋さんも特別に出張出店していて懐かしかった。カシテツのスイーツと言えば鉾田駅のたい焼きか常陸小川駅前のバナナクレープだよな。
317-318の2連で運行された車両基地-水海道駅間の特別臨時列車。事前の整理券がないと乗れませんので乗車は叶いませんでしたが、関鉄の社員さんに見送られて西日を浴びたキハ313の2両編成が、屋根上のグロベンを光らせながら車両基地を発車。基地の構内でスイッチバックして、水海道駅へ向かって出発です。公開の最後まで残っていたファンが最後のお見送り役を買って出ました。
お帰りの臨時便が出てしまうと、今年の関鉄公開もフィナーレのお時間。車両基地公開用に貼られたシール状のヘッドマークもそそくさと剥がされて、いつものキハのスッピンの表情に戻りました。物販ブースでは常総線焼きそばも大盛りを値引きして最後の呼び込み、終了間近になると焼きそばを叩き売るという感覚は宇都宮競馬のみならず北関東の風習なのだろうか(笑)。15時の終了の案内の後も何となくウダウダと場内を見て回ってたんだけど、最終バスが15時半までなのでそろそろ帰らなきゃね。
帰りのバス乗り場で関鉄バスの運ちゃんに「楽しかったか!?」と聞かれて「うん!楽しかった!」と元気に答える我が息子。好天に恵まれた秋の一日、スタンプも集まったしTX&関鉄の公開にも参加出来たし、いい三連休でありました。後は長い旅路になるけど家に帰るだけ…という段になって、水海道の駅前で息子がPASMO入りの巾着おさいふを失くしているのに気付いたのでありました…
最後に待ってた落とし穴。どうするどうなる我が息子。