(なんちゃって複線区間@寄居~桜沢間)
チョコバナナの7404レをもう一発押さえたく、和銅大橋から寄居のオーバークロスに転戦して来ました。秩父鉄道の貨物列車は、普通列車や急行列車やパレオの運行の支障にならないよう途中駅で結構な時間退避する事が多いのですが、この7404レは途中退避がほとんどないため皆野寄居道路を使って先回り。チョコバナナ1本で400円の出費です(笑)。ここからのアングル、寄居から桜沢にかけてのしばらくの区間では秩父鉄道はJR八高線と並走するので疑似複線区間みたいな感じですが、チョコバナナを待つ間に239Dの高崎行きが白煙を上げて通過して行きました。
秩父の白いダイヤを積んで、東秩父の山塊をバックに一路三ヶ尻を目指すチョコバナナ。JRに架線がなくて私鉄に架線があるというのも関東では珍しいよな。寄居の街は秩父鉄道に八高線と東武東上線が集まる鉄道の要衝ですが、並走する八高線もかつては寄居から継走する秩父セメントや高麗川に大工場を持つ日本セメントからの出荷で貨物営業は極めて盛業でありまして、1998年の貨物取扱廃止まで高機所属のDD51による重連セメント貨物がバンバン走っていたという今思えば夢のような場所でもありました。
子供の広角レンズは少し開いたアングルで。構図的にバランス悪くなるので排除できないのですが、線路沿いのソーラーパネルが極めて無粋ですねえ。八高線に架線がないもんで妙に開けように見える区間だけど、無骨な鉱石貨車が20両も連なって複線のストレートを走って行く風景に、何となく子供の頃にモノクロームの写真で見た昭和40年代末期あたりの室蘭本線のSL石炭列車がイメージされますよ。場所でいうと沼ノ端あたりの写真だったと思うけど。マニアの軽口ですが、高崎のD51とか入線させて秩父の石灰貨物牽かせるイベントとかやったら死ぬほどカッコいいだろうねえ。そんな事したらSLマニアと機材の重みでここのオーバークロスの橋桁が折れちゃうだろうけどね(笑)。