青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

立山涙雨

2018年09月28日 17時00分00秒 | 富山地方鉄道

(荒涼とした河原を行く@本宮~立山間)

常願寺川と称名川の合流点に架かる鉄橋を渡って、立山駅へ向かうDDE。立山駅に近付くといよいよ雲は低く垂れ込め、雨だけでなく暗くなって来てしまった。正直強い雨の中でアングルもクソもなく、クルマの中で通過寸前まで待ってただ撮っただけになってしまったなあ…真東に向いた鉄橋だから、午前中はこの角度がバリッバリの順光になったはずなんですけどね(笑)。


いかにも山の天気らしい強い雨が叩き付ける立山駅に到着し、折り返しの準備中のDDE。折り返しは普通列車の電鉄富山行きなので、前面にある「特急」の文字は上からフタをして隠されてしまいました。特急ナシよって感じですか。DDEで走る場合は、2階建て車両に乗る際に指定席券と特急料金がかかりますけども、普通列車の際は乗車券以外の料金不要なので、乗り得の列車です。


さすがに三連休の初日とあって、アルペンルートに向かう観光客で駅周辺の駐車場は満車。ここからはまずケーブルカーに乗って美女平へ上がり、そっからはバスで標高2450mの室堂に上がって行きます。ケーブルカー、バス、ロープウェイ、トロリーバスと様々な乗り物で北アルプスを貫く日本最高かつ最強のゴールデン観光ルートですが、富山から信濃大町までまともに行ったら大人1名片道1万円。雨合羽を着込んだハイカーの方々が、やるせなさげにケーブルの立山駅へ向かいます。天気はどうあれ旅程があるなら向かうしかないのだけど、この日みたいな生憎のお天気で1万円を払うのは、正直コストパフォーマンスが…という話だよな(笑)。

ちなみに温泉好きとしては室堂のみくりが池温泉には泊まってみたいよ。日本最高所の温泉、強烈な酸性の硫黄泉が迎えてくれるそうだ。まあアルペンルートの料金にウダウダ言う手合いがそんな場所にいつ行けるのかは全く不明ですけどね…(笑)。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする