(一畑オレンジ・宍道湖ブルーに映えて@津ノ森~高ノ宮間)
宍道湖を見晴るかす高台、太陽が高く昇るに連れて気温の方も急上昇となり、吹き出る汗を拭う間もない撮影行。高ノ宮の先、線路を渡る小さな踏切でカメラを構える。小さな岬をくるりと回って、一畑オレンジに身を包んだ2100系が颯爽と駆けて行きます。この旅初めての一畑標準色。一時期ベージュにブルーの小田急線っぽい感じのカラーリングになったこともあるんですけど、一畑と言えば、やはりデハニ50号の時代からの伝統のオレンジのこのカラー。夏の日差しを思いっきり浴びたボディが、明るく宍道湖のブルーの湖面に映えます。
湖畔を走る一畑電車。決して宍道湖だけの路線じゃないと思うのだけど、やはり松江しんじ湖温泉から雲州平田の手前くらいまではどうしても湖を主題とした撮影になってしまいます。ここまで湖がきれいに抜けていたら、やっぱり宍道湖バックの撮影をしないとなんだか勿体ないように思えてしまいましてねえ(笑)。いい景色があったらシンプルに構図を決めて、オーソドックスにシャッターを切る。いい素材であればシンプルに仕上げたほうが万事上手く行くのは、料理も写真も変わらないようです。