(富山平野稲刈候@沢中山~釜ヶ淵間)
立山方面に足を伸ばすも、ヤマのほうはイマイチ晴れないので、結局沢中山の陸橋まで戻って来てしまいました。富山平野は9月の半ばを迎えて稲刈り作業の真っ最中。陸橋の下の空き地でクルマを止めて、山から吹いてくる風を浴びながらセブンイレブンのアイスコーヒーを飲む。目の前で黙々と稲刈りの作業が続いているのだが、コンバインでの稲刈りは、一反程度の田んぼならあっという間に終わらせてしまうようだ。ぼちぼち電車の時間だなってんでカメラを構えると、TY仕業の終わったダブルデッカーが普通列車で山から下りて来ました。ちょうどフレームに入って来た稲刈り作業のコンバインが助演男優賞。
沢中山は鋳物師屋の陸橋に上がって寺田方を眺めれば、空は雲が切れ始め、ところどころから太陽の光が差して来た。富山湾の海の青さを見晴るかす散居村の田園地帯を、前パン振りかざして14760形が登って来た。そう言えば、去年も9月のこの時期に富山を訪れて、この陸橋から色付く稲穂と越中の秋の風景を切り取ったのだった。折角来るのであれば、もうちょっと季節を変えればまた違ったものが見えたかもしれないけど、まあそこはそれ、前回撮り逃したものにスポットを当ててみればよいだけの事でしょう。
去年はここ鋳物師屋の陸橋の手前側は枝豆の畑だったと思ったが、今年はまた田んぼに戻っている。同じ時期に来たからこそ、こういう小さな変化にも気付くことが出来るのかな。気に入った鉄道は、春夏秋冬それぞれに通って初めて免許皆伝と聞きます。富山には二回連続で秋に来てしまったけど、次はどの季節に来ようかねえ。夏と秋は来たことがあるので、大地が雪で白く染まる冬に行きたいな。春の桜の時期でもいいかもしれない。水の入った田んぼと桜をあしらって、14760のうなづき号とか撮れたら最高だろう。
先ほど千垣で見送った西武のレッドアローが、こちらも普通電車で戻って来た。春~秋ダイヤでは、やはり午前中にアルペンルートに向かう観光客に対応している立山線方面のダイヤが強い。これが、アルペンルートが閉じてしまう冬期間は、TY(特急立山)1・3・5号とAP(特急アルペン)が運休し、普通電車も間引かれてスカスカのダイヤになってしまうのよね。岩峅寺以遠で午前中最大2時間開くとか鬼。そんなスカスカダイヤの冬に、雪でこってり覆われた千垣の橋梁とか撮影してみたいよなあ。
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