(カメレオン・グリーン@会津宮下~早戸間)
濃厚な緑のカラーリングを纏った只見ユネスコエコパークラッピング。圧倒的な緑に支配された深緑の三島谷、只見川も森の色が溶け出したかのような濃厚な緑色をしている。天狗岩のスノーシェッドから睥睨する目くるめくビリジアンの世界、水面と森の境目をヘつりながら走る列車が、その姿を緑に隠して。
午前中は青空が広がっていた奥会津、午後になってにわかに空が掻き曇り、降り出した驟雨が水鏡を乱します。朝とは全く違う表情を見せるしっとりとした第三橋梁の景色、これも三島谷の顔の一つ。この静謐な三島谷の雰囲気を壊さぬように、ゆっくりと宮下ダムを渡り、滝原のトンネルに向かう427D。鞭聲粛々…から始まる頼山陽の詩を思い出してしまいそうな、そんなシチュエーション。ラッピング車両も、しっかり奥会津の風景に溶け込んでいるように思えます。
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