青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

飯山雪路

2019年01月19日 17時00分00秒 | 飯山線

(白き森の谷渡り@上境~戸狩野沢温泉間)

旧道の雪道を慎重に、一駅一駅に丁寧に止まりながら戸狩を目指す164Dを追う。上境の駅先、いいやま湯滝温泉の脇にあるガーター橋を見上げて。列車が通過すると、ガーター橋に積もった雪がはらはらと落ちてきた。雪覆いの小サミットを抜けて来る姿、飯山色のストライプが映えます。この小さな沢は、上流の温井(ぬくい)という集落から流れて来るようだ。飯山線は河岸段丘の段丘崖の下を走っていますが、温井は元々は千曲川の流路であった広い段丘面にある集落で、広々とした耕地が続いている。

 

走って行く飯山色を追い掛けて、戸狩野沢温泉はほぼ同時着。進行方向の幌側には雪がくっつき、床下には巻き込んだ雪の塊が台車に凍り付いている。越後川口から約70kmのロングラン。今朝の長総出区から考えたら既に180kmを走行しているのだから結構な走行距離である。軽油を満タンにしてキハ110がどのくらいの距離を走れるのか知らないけど、電車と違って内燃車は給油のタイミングなどを考えた車両運用を構築するのは大変なのではないかと思う。冬場と夏場では燃費も違いそうだしねえ。
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